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ウェークアップ!ぷらす。『特定秘密保護法案』について。一色正春さん出演。

 連日連夜、マスコミは特定秘密保護法案について歪曲した報道を繰り返しておりましてうんざりするばかりです。
 いつもは割合中立な立場で報道しているよみうりテレビの「ウェークアップ!ぷらす」も例外ではなく、11月30日の放送は辛坊治郎氏も全く反対の立ち位置である事が容易に分かる報道の仕方でした。
 この日、民主党政権下において、尖閣諸島の中国漁船衝突事件のビデオ映像を流出させ逮捕されてしまった一色正春さんが出演されましたが、辛坊氏(及びよみうりテレビ)の期待を裏切る発言をしたためか、質問も2個だけ。そして早々に終わらせてしまうという非常に理不尽な扱いをしていて苛立たしさを感じました。
 以下はその時の様子です。

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 野党からは口から生まれたんじゃないかというほど良く喋る福山哲郎氏と中田宏氏。

 自民党からは元陸上自衛官ヒゲの隊長。佐藤正久氏。
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 まずは特定秘密保護法案について。
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 以上の4点が対象となるわけです。

 そして辛坊氏が一色氏に尋ねます。
 辛坊氏「一色さんのケースによると、あのビデオを公開した、あの海上保安庁のビデオは特定秘密なのかどうなのか、一色さんの感覚ではどうなんですか?」

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 一色さん「秘密には当たらないと思いますけど。」

 辛坊氏「ただあれが秘密に指定された場合に、何が指定されているかが分からない訳で、」

 一色さん「ですから逆にですね、現行法で大丈夫って言いますけど、今の現状であれば勝手にやっている訳なんですね。勝手にこれこれ秘密って。恣意的な運用が許されるわけですから、逆にこの法案が出来る事によって秘密の指定の手続きですね。誰が、何の為に、いつ秘密にしたのかと言う事を公文書で記録してですね、後日検証できる仕組みを作ればああいう事も起こらないんじゃないかと思いますね。

 一色氏が「後日検証できる仕組みを作れば」(これは法案が通った後の修正協議を意味していると思います。)と言っているにもかかわらず、
 福山氏「法案にはその仕組みが担保できていません。」と待ってましたとばかりに軽薄な発言をします。

 この一色さんの発言により、これから始まる法案についてのネガティブ報道が進まないと思ったのか、辛坊氏は一色さん抜きで福山氏と中田氏に法案が通った際のネガティブな発言をドンドンさせます。

 そしてテーマの終わりにやっと一色さんに最後に質問。
 辛坊氏「一色さん、このコーナーだけのご出演なんですが、一言如何ですか?この法案について。」

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 一色さん「いや、なんか今の話(福山、中田、辛坊氏達のネガティブな討論。)聞いててどうでもええなって。何か国のためを考えてやってるのかな?って言うのが率直な感想ですね。民主主義が壊れるって言いますけど、民主主義国家、秘密を守る法案っていうのはどこの国にもあるわけですから、今まで無いのがおかしいんですね。それを新たに作ると言う事であれば、その副作用として国民の知る権利が侵害される。これを如何に担保するかという議論じゃなくて、何だか良く分からない議論だけで国会が動いているという‥」

 ここで辛坊氏が一色さんの発言を遮り纏めに入ります。

 本日のひるおびでもこの法案に対する超ネガティブな報道で国民を脅すような番組作りをしておりましたが、これに抵触するのは一般人ではなく、公務員である事は国会で幾度となく言われています。
 国会前の抗議デモも石破氏がテロのようだと(後に撤回されましたが、)仰ってましたが、彼らは昼夜問わず拡声器で怒鳴り散らし、太鼓やトランペットまで持ち出し、沖縄の反基地デモに参加しているような運動家達が気狂いの如く騒ぎまくっておりましたが、これはテロならずして何なんでしょう。
 こんな事一般人はしませんよ
 暇な団塊の世代か、左翼の運動家達、何かの団体とか、しばき隊とか、結局一般人ではない人間達が好きで騒いでいるだけのように見受けられます。
 そして今日になって映画人が集まって法案に反対の意思表明をしました。
高畑勲・アニメーション映画監督、羽田澄子・記録映画作家、降旗康男・映画監督、大林宣彦、鎌仲ひとみ、神山征二郎、原田眞人、宮崎駿。山本晋也、出目昌伸、鈴木瑞穂、上田耕一、山本亘、小山内美江子、ジェームス三木、白鳥あかね、山田太一、野上照代(元・黒澤映画スタッフ、「母べえ」原作者)、吉永小百合、大竹しのぶ等々。
 以前、津川雅彦さんが劇団員、演劇界は左翼で出来ていると仰ってましたが、これらの人達が日本を駄目にしていく手助けをこれまでしてきた輩なんだなと感じます。

 山本亘などは連日ツイッターで
 「石破幹事長が馬鹿な発言。デモでの絶叫がテロ行為だって!拡大解釈の典型!だから特定秘密保護法は憲法違反の典型で廃案にすべき!」
 「安倍自民党、公明党、みんなの党、日本をダメにしそうな政党、よお〜く覚えて置けよ!!特に安倍晋三は許せん!日本国憲法を破壊する罪は大きい!!」
 「戦後歴代の首相でワーストワンは安倍晋三、ツウは岸信介!岸にとって安倍は孫、安倍にとって岸は祖父。日本を滅ぼす家系だな。共に基本的人権の認識ゼロ!」
 山本 亘のツイッターなんて息巻いてますけど(アホか売れない俳優。典型的団塊の世代。)、お兄様である山本學氏は「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人を務めていたりするのです。
 まあ、法案成立まで後2日。
 雑魚がどれほどほざいたところで通るものは通るのです。国を日本人を守る為の法案なのですから。
 

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ウェークアップ!ぷらす。所功氏の胡散臭い女性宮家創設論。

 昨日、ウェークアップ!ぷらすで放送されました『皇室永続に今、何が必要か』より。
 ここの所ご無沙汰であった所功氏が久々にTVに登場しました。
 今回は高市早苗さんも出演されての議論になりましたが、高市さんの話が明解過ぎるほど明解であったが故に、所氏の女性宮家の話には胡散臭さだけが残っただけでした。

 6年前、秋篠宮ご夫妻の間にお生まれになった悠仁様。
 男子の皇族が誕生されたのは、実に41年振りの事でした。

 今月、秋篠宮家の長男悠仁様がお茶の水女子大学付属小学校に入学されました。

 皇位継承順位第3位の悠仁様。
 
 将来皇位を継ぐための教育が始まります。

 皇太子ご夫妻の長女愛子様は現在学習院初等科に通う6年生。
 管弦楽部に所属し、今月の演奏会では皇太子様と共演もされました。


 秋篠宮家ご夫妻の長女、眞子様は21歳。

 イギリスのエディンバラ大学に留学し、美術関連の分野等を学ばれています。

 そして18歳の次女佳子様は今月、学習院大学に入学されました。


 現在の皇室を見ると、未婚の若い世代は9人。
 そのうち8人が女性皇族です。
 2005年天皇陛下の長女清子さんが東京都職員の黒田慶樹さんと結婚。

 この時、皇籍から離れました。
 これは皇室の在り方を定めた基本法、皇室典範の第十二条で女性皇族が一般の男性と結婚した場合、皇族の身分を離れる事が定められているからです。
 もし女性皇族全員が結婚され皇室を離れることになれば、悠仁様が将来天皇になられた時、支える皇族がいなくなるという事態にもなりかねないのです。
 
 この為、今議論されているのが

 現行典範の第十二条を改正することにより、いわゆる女性宮家の創設を認めるほかないであろう。
 女性宮家の創設とは。
 
 2001年皇太子ご夫妻に愛子様が誕生されました。
 皇室典範の第一条には『皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する』とあります。
 つまり今の皇室典範では愛子様には皇位継承権がないのです。
 そこで愛子様の誕生を機に女性・女系天皇の是非について議論が行われるようになりました。

 2005年には小泉総理の私的諮問機関『皇室典範に関する有識者会議』が、女性・女系天皇の容認を提言する報告書を纏めますが、世論などの反発は強く、その改正案は2006年悠仁様誕生にあたり、国会に提出されることなく見送られました。
 
 しかし2011年、宮内庁としてはやはり皇室存続への危機感が強く、当時の野田総理に要請したのが女性宮家の創設です。
 
 女性宮家の創設とは皇室典範を改正し『女性皇族が当主の宮家を創設。結婚後も皇室に留まる』事が出来るというものです。
 
 野田氏「皇室活動のまさに安定性と言いますかね。そういう意味から大変緊急性の高い課題と認識しております。」
 
 野田内閣は去年2月には有識者にヒヤリングを行い、12月に女性宮家の創設についての具体案を公表しました。
 
 それは愛子様、眞子様、佳子様の3人だけが対象で、配偶者や子供は皇族としないとするものや、配偶者や子供は皇族とするが皇位継承権はないとする案が示されました。

 しかしこうした案には歴史上前例がない事や、家族内で身分の違いが生じるなどの問題点があります。
 

 櫻井よしこさん「日本の伝統であるとかですね、文明の基本の形をここで曲げる事になってはいけないと思いますから、今言われてる形の"女性宮家"には反対ですと言う事を申し上げました。」
 
 この女性宮家創設について、女系天皇の誕生に繋がりかねないとして反対の立場を取る有識者もおり、安倍総理も慎重な姿勢です。

 安倍総理「女性宮家の問題については、改めて慎重な対応が必要と考えます。男系継承が古来例外なく維持されてきた事の重みを踏まえつつ考えていく必要があると思います。」
 政府は先月民主党政権下の議論を改めて検証していくことを明らかにしています。
 

 辛坊氏「実は若干混乱している所がありまして、論点を整理しますと、6~7年前に大きな議論になった女系天皇、女性天皇の議論と、今議論になってる女性宮家の創設の議論とは全く違う議論、全く次元の違う議論だと言う事を前提にして聞いて頂きたいんですが、皇室の構成図を改めて見ると明らかなんでありますが、そんなに遠くない未来、それこそ100年、200年じゃなくて、数十年単位の未来で考えた時に将来悠仁様がご結婚されたと仮定して、悠仁様ご一家しかいなくなる可能性が今の皇室典範だと、所さん非常に高いと言うことですね。」


 所氏「そういう事ですね。今まさに辛坊さんが仰いました様に今の問題は明らかに男系男子として皇太子様、秋篠宮様、そして悠仁様がおられますから、そういう意味では男系男子を維持していけるという前提があるわけです。それは数年前と相当違うんですが、問題は今仰いましたように20何年後に一体新しい皇室像が描けるかというと、それは男子だけでは難しい。それはどう考えるかと言う事です。」

 辛坊氏「悠仁様ご一家をお支えする周りに宮家なり皇室の皆様が必要だろうと。と言うことになると、今この皇族の方で女性の方が沢山いらっしゃいます。この方々が結婚された後も皇室の中にとどまれるようにしようとするのが是か非かと言うのが、この女性宮家の論点と言う事になりますが。高市さん、どうお考えですか?」


 高市さん「皇位継承の話でしたら私は明らかに反対でございます。つまり男系でですね、父方が天皇に繋がるという血統が125代、2000年続いてきた。これも日本国の天皇陛下の権威の根拠でもあると思います。天皇陛下の身分というものはですね、憲法一条で日本国民の総意に基づくとなっておりますし、それからその権威というものですね、長い歴史の上に立った権威というものも大切だし、国際儀礼的にも元首として扱われておりますので、この歴史を何とか守っていく方法っていうのは別途やはり男系でという事で私は考えております。ただご公務の負担を如何に減らしていくか、お支えしていくかっていうのは、また別の議論でそういう意味でしたら、たとえば結婚される女性、皇族の方がですね、皇籍を離脱された後も称号を天皇から賜られて、国家公務員というのもちょっと恐れ多い言い方ですが、公的な立場でご公務に参加出来るような形っていうのもあると思いますね。」

 辛坊氏「今論点になってる、女性宮家の論点で言うと今高市さんが仰ったのはこの三つですね。」

 辛坊氏「皇籍は現行皇室典範に従って離脱するけれども、何か別の立場でと言うことなんですが。岩田さんどうですか?」


 岩田さん「皇統の系譜っていう事で言うとね、たとえば私なんかは別にこのまま行ったら悠仁様がもし将来結婚されても、お子様が絶対男子と限らない形となった時には、これはどっかでまた議論が出て来ると、それは多様な議論としては女系と言う事もですね、皇統の系譜という全体を考えると絶対男子でなければいけないという事だけなのかどうかと。これ国民議論ってやっても良いんじゃないかと思うんですけどね。」

 
 高市さん「女系天皇って事を一回認めてしまうと、二代で父方、男系の方の先祖も、女系の方の先祖も民間人になってしまうという可能性が出て来ますよね。恐れ多いですが、たとえば愛子様が天皇陛下になられる。これはお父様が天皇ですから男系の女性天皇になります。その愛子様が山田さんと言う方と結婚されたとします。で、間にまた友子様という女性がお生まれになったとしますと、その友子さんの方から見ると女系方の先祖は小和田家になります、それで山田さんが今度男系方の先祖になりますので、それはちょっと違うと思うんですね。」


 所氏「非常に混乱が生じまして天皇になった方が中心に考えられますから、そういう意味で父方とか母方以前に天皇であられることが大事なんですね。そういう意味では私は男系男子が今後ともすることが望ましいと思いますが、さっき仰いましたように将来の事を考えると限定しすぎない方が良い。そういう意味では男系男子を優先しながらも女子も女系も認めておくという、そういうが要ると思います。」


 高市さん「いや、私はね、じゃあ代わりに方法何かと言われたら、さっき主権回復の話が出ましたけれども、昭和22年10月までは少なくとも11の宮家がですね、皇籍にあったわけです。でもこれも占領軍の、ようは皇室弱体化政策によってですね、皇室を離脱することを余儀なくされた。11宮家をたとえば特措法でまた皇籍に戻って頂くという方法もあると思いますね。」


 辛坊氏「右上の方に旧宮家というのがありますが、旧宮家の皆さんの皇室復帰という事も高市さんは視野に入れていらっしゃるという事なんです。所さん、如何ですか?」


 所氏「所がですね、その11宮家の方々も、いわゆる側室制度が無くなった近代においては一夫一婦制の下で続かないという事で、既に11宮家のうち5つぐらいが無くなってるんですね。将来とも、順調にいけば良いんですけども、必ず男子がお産まれになるとは限らないという皇室においても、旧宮家においても、将来考えますと、やはりそこに少しの幅を広げておかないと行き詰まってしまうと言うことだろうと思います。」

 辛坊氏「実は女性宮家に、ある意味警戒される方が非常に多いのは。今大前提として、これは女性、女系天皇の議論とは別問題ですよ?って言う事で話は出発してるんだけど、結局視野に入れてるのは、将来悠仁様に男の子が生まれなかった場合に宮家からの天皇誕生という事になると女性、女系に繋がっていくんじゃないのか?っていう議論で反対が、高市さん行われてるって事ですよね。」


 高市さん「そうですね。それが混同されてしまう。で、またそれを目指している方もいらっしゃいますからね。女性宮家というのを作って、それで女系天皇へという事を考えておられる方もいらっしゃいますからね。」(これは所氏の事では。と思わず笑ってしまったのですが・・・所氏、思いっきり面白くない顔をしております)


 橋本さん「話の順序として大切な事は、今の象徴天皇制というのはどんなことがあっても、これは維持していかなければいけないというまず大前提があるわけですよね。その上で、それではそれが維持できるような状況なのかと。非常に難しい。しかし悠仁様がお生まれになった事によって、その部分が幾分解消された。しかしなかなか根本的な解消にならないと言う事があると。そうするとここはその時になって議論したのでは遅いんで、その手前で出来るだけ幅広い議論。この前も一旦もうこの議論はストップしてる。それからね、宮家と男系、女系の問題が切り離さなければいけないっていうんだけど、これは一緒になって議論した方が私はむしろ良いと思いますね。」


 所氏「全くそうだと思いますね。要するに将来像を描く時に、まず優先すべき事と万一に備えて、想定外の事までどう対処するかという事を同時に議論しますと、今は皇室典範、法律ですからそういう意味で現在の状況に合うか合わないかという事で、まず必要なところは手直しをする。将来に渡ってはまた新しい手直しも必要になるだろうという事で、私は基本的に男系男子を維持するという前提の下にしかし女性皇族がいなくならないように女性宮家を考えるというのが当面の課題です。そして将来またどうするかと言う事は、その時に議論して決めて行ったらいいだろうという風に思います。」(所氏は、皇室典範を変え、まず女性宮家創設の次に女系天皇を認めるという流れを作りたいわけですね。)


 辛坊氏「基礎知識ですが、現行の皇室制度を決めている法律、憲法ですね。憲法で実は決まっているのは『天皇は日本国・国民統合の象徴』であると言う事と、『皇位は世襲(皇室典範の定めにより継承)』という事までが決まっているだけで、ここから先、『皇位の継承は皇統に属する男系の男子』であるとか、『継承の順序は長系(直系)、長子優先』であるとかって言う制度、ここから下の部分に関しては皇室典範という法律でありますから、法律の変更だけで変更が可能だと言う事があります。高市さん、女性の天皇は歴史上いらっしゃいますから、そこに反対する保守派の方はあまりいらっしゃらないんですが、ただ現状次に男子がいないと言う事にもしなった場合は、女性の天皇から女系の天皇が当然次は生まれてくる可能性があるから、それは駄目だという所の根拠は何なんですか?」


 高市さん「だからこそ、私は125代続いた天皇が天皇たる権威の一つであると。国際儀礼的にも元首と見られる一つの権威の源でもあると考えているんです。だから最大限の工夫はしなきゃいけなくて、さっきは特別措置法の話をしましたけれども、たとえば皇室典範の中で養子を取れないんですね。そうすると、皇室が養子を迎え入れることを禁じているこの9条を改正して、また宮家の方から養子を頂くと。」


 辛坊氏「養子というのは何処から頂くという。」

 高市さん「旧宮家から頂けると有り難いなと思いますね。これはまあ個人のお考えもおありでしょうけれども、男系男子の方おいでになりますので、そういう方法もあります。知恵を絞っていくべきだと思います。」


 辛坊氏「所さん、如何ですか?」


 所氏「そういう事も視野に入れて幅広く議論すべきだと思うんですが、大事な事はやはり皇室の方々は特別な身分ですから、皇族と一般国民との区別という、昔で言えば君臣の別というものは、はっきりさせておきませんと国家の秩序の根幹が緩みます。そういう意味で一般国民として生まれ育たれた旧宮家の御子孫の方々が皇族に戻られることについては、よほど慎重でなければいけないと思います。一方で女性皇族の方々のお役割りというものは非常にありまして、たとえばたまたまこの文藝春秋の5月号に秋篠宮様のことが出ておりまして、ある方がお書きになったものですが、その方が秋篠宮様にお聞きしましたところ『男性皇族も女性皇族も違いは無いと思っております』と言っておられるわけですね。つまり悠仁様をお支えになる眞子様、佳子様、愛子様などは男性皇族と同じように皇室を支える役割を担われるであろうと。そういう事を期待しておられるんじゃないかと言う風に私思います。そういう意味で皇統は男子で継いで行かれるという事は当面続くとして、しかし周辺を女性皇族が支えて下さるという体制を失ってはならないという風に思います。」(あくまでも旧皇族を一般国民と言いたがる所氏。それなので女性皇族が一般国民と結婚して出来た子供は皇族と認めるが、旧宮家は一般人だから例え養子であっても駄目だという屁理屈が生まれてくるんでしょうね。)

 辛坊氏「岩田さん。」


 岩田氏「またあの結構旧皇族の方とかね、旧宮家の方とお会いする機会もちょっと多くなったんですけど、何か不思議に思うのは結婚したから皇籍離脱してって言うんですけど、本当にその形だけでいいのかな?っていうのは、やっぱりお会いしてお話なんかしてますとね、支えるっていう意味においては今でも支えてるわけですけど、色んな精神的にも。良くお伺いして、皇室にもね。ですからそこの所って議論としてきちんとしてもいいのではないかという気がするんですけれどもね。」


 高市さん「そうですね。あのさっきちょっと特措法と申し上げましたけれど、これはやはり皇室会議の儀も経なければいけませんけども、それでも何かこう新しい称号を賜ってでもご縁のあった方、宮家、旧宮家の方も含めてですね、今の内親王殿下も含めて、ご活躍を頂ける環境を作っていく、これはとても大切な事だと思いますね。」


 橋本さん「その点においては、高市さんと所さんは違いがないというか、そんなに無いと思うんですよ。そこは非常に私はね、明るい展望というか、感じましたね。」


 所氏「中核の皇族という方々と、周辺におられる方々と両方で皇室は支えていかなければいけないわけですね。だから旧皇族とか旧華族の方々の現に果たしておられる役目もあるわけです。そういう意味で皇籍を離脱された方々でも皇室を支えていかれる。一般国民も支えてく、しかし中核がその特別な身分の皇族っていう方々が、どのように天皇皇后両陛下を支えていかれるか、この問題を二段階に分けてきちんと総合的に議論する必要があると思います。」


 辛坊氏「だけど違いは無いという事なんですが、ただ根本的な所で、所さんはそうは言っても現実的に女系で繋がざるを得なくなったらそれも有り得るというお考えの方と、女系天皇は絶対に有り得ないんだっていう考え方。多分これは接点にはならないと。」


 所氏「本質的に皇統とは何かと言う事を考えますと、これは神武天皇以来の御子孫であられる事が大前提なんですね。皇統に属する皇族であることが大前提ですから、そこの中で男系の男子が多く選択されてきましたけども、女系なり女帝を排除したわけじゃないというのが大きな歴史の流れです。それを明治の典範で男系男子に限定したわけですから、もう少し歴史を広く見渡しますと、やはり男系の女子も含みうるし、女系も排除される訳じゃないと言うくらいの構えの中で、一体どのようにしたら男系男子を維持できるか、しかし維持できなくなった場合に備えてどういう備えをしていくかという問題だろうと思います。」

 辛坊氏「高市さん。」


 高市さん「あのやはり過去にですね、女性天皇はいらっしゃいましたけれども、でもその方は独身であったりしてですね、また男系の方に戻ってる。で、まあご先祖様にまで遡ると、凄くたとえば旧宮家に復帰してもらうと年数が空くじゃないかと、600年前のご先祖様と繋がるって言う方々に復帰してもらってどうするんだと仰る方もいらっしゃいますが、それでも継体天皇の前は200年ほど空いたご先祖様になりますからね、これはやっぱり凄い工夫をしながら血統を維持してきた歴史の重み、その価値っていうのを大切にしたい。そう思ってます。」

 ここで振られてもいないのに、急に所氏が発言を始め、白けて見ちゃう橋本さんと岩田氏。

 所氏「あの将来の事考えますとね、やはり確かに今は何とかいけそうなんですけれども、やはり悠仁様がさっき仰いましたようにご結婚なさって必ず男子がお生まれになるかどうかと言う事は分からないわけですね。だから男子が産まれることを期待されながらも、それじゃそこで終わりになっていいのかという事を想定しますと、やはりたとえばイギリスにおいて、今回キャサリン妃のお誕生を見込んで男子優先という事にされましたけれども、それくらいのゆとりをもっときませんと、そもそも悠仁様の結婚相手もなかなか難しい。そしてご結婚になっても男子がもしか産まれなかったらそれで終わりと言うことでいいのかと言う事を想定しながら、今きちんと対処して行くべきだろうと私は思います。」

 辛坊氏「過去何回も議論が出発しながら、途中で議論自体が無くなると言うことが繰り返されましたけれど、もうそろそろやはり議論は少なくとも急いで進めると言うぐらいの考えは、多分国民的コンセンサスとして必要なのではないかという感じは致します。」

 
 例によって例の如く、所氏は少しでも旧皇族復帰説へと話が進みそうになりますと、慌ててそれを打ち消そうと必死になんですよねぇ。
 毎度それが行き過ぎるので、見てる方としては何か変という感を持っても致し方ないという感じです。
 安倍総理は皇位継承は男系男子と仰ってらっしゃるにも関わらず、辛坊氏のこの番組でこの問題をわざわざ取り上げる事自体、私には疑問なのですが、所功氏はたかじんのそこまで言って委員会にも度々登場されてましたし、その事を考えますと、あれは辛坊氏の要望が通って出演が叶っていたのかな?などと穿った見方までしてしまったり。
 


ウェークアップ!高市氏、橋下氏出演。憲法改正。細野氏の反日発言。

 本日のよみうりテレビのウェークアップ!ぷらすには、高市早苗氏、橋下徹氏、細野豪志氏の3方が出演し、沖縄問題、憲法改正、発想電分離などが話し合われましたが、本日はその中の憲法改正の部分です。
 昨日の国会での細野豪志氏の質疑は未だ与党気分が抜けずに、与党である自民党に対し上から目線、命令口調で終始話し続けておりましたが、呆れると同時に、細野氏の何処か逝っちゃってる感を感じてしまった次第でした。
 本日は未だ与党気分全開の細野氏に対し、橋下氏が真っ向から正論で責め続けるという場面が多く見受けられ、答えに窮した細野氏がついに国旗を否定するような発言をしてしまい、民主党という党の本質が良く出ている討論になりましたので、書き起こしておきたいと思いました。


 軽い脳梗塞で入院していた日本維新の会、石原共同代表。
 一ヶ月半振りに公の場に姿を現し、復活をアピールしたが‥。
 
 大阪で行われた結党後初の党大会には東京からネット中継の参加となり、まだ完全復活とは行かないよう。
 ここで石原橋下両トップが参院選で最大の争点にすべく、前面に打ち出したのが

 憲法改正だ。
 狙いは憲法を改正する手続きを規定した96条の見直しだが、


 先に見据えるのは国防の在り方で議論が絶えない9条の改正だ。


 
 橋下氏「憲法を変えていく勢力3分の2を形成するって事も、僕は重要な参議院選挙ののテーマと。」

 現在96条により、憲法改正の提案には、衆参両院で3分の2以上の賛成が必要だ。

 この高いハードルを下げるため、自民党やみんなの党も巻き込み、維新は96条の改正を旗印に、衆参3分の2以上の改憲勢力結集を目指す。

 さらに維新が揺さぶりをかけるのが民主党。

 保守、リベラル、左派の寄せ集めと揶揄され、憲法改正を巡って足並みが揃ってない。


 改憲派に対し、維新への合流を呼びかけ党の分裂を突こうとしているが民主党は一体どうする?

 維新が掲げたのはそれだけではない。

 橋下氏「自公過半数を阻止しながら、96条改正の勢力で3分の2を確保していくっていう非常に難しい選挙戦略ですが、松井幹事長にしっかり戦略を練ってもらいたいと思います。」
 
 参院選では自公と戦い。憲法改正では自民党と協力?
 維新の腹の内は一体何だ?


 山口代表「96条のみを改正するところまで、集約されている状況ではないと思います。」
 
 自民党と連立を組む公明党は憲法改正に慎重だ。
 そこで維新は自民党と意見が一致する改憲を持ち出し、自公政権を打破。
 公明党の椅子を奪い、国政政党として与党を目指すシナリオなのか?
 
 それともケースバイケース、部分的に自民党と手を結ぶことで消費税の地方税化など維新が掲げる政策を有利に進める地域政党としての顔を重視するのか?

 一方の自民党。
 憲法改正は結党以来の悲願だが、今はアベノミクスを強く打ち出していて参院選の争点として押し出す気配はない。


 その背景にあるのは公明党への配慮と見られるが・・・

 自民党は今後、憲法改正を打ち出すとき、公明党を着る覚悟はあるのか?
 それとも憲法改正以外で連立を維持するのか?
 はたまた維新を手に入れたいのか?

 自民党と日本維新の会、一致するのは憲法改正だが、その本心は戦略か信念か、それぞれの立ち位置はっきり答えてもらいます。

 辛坊氏「議論の出発点としてこちらの文章をご覧下さい。」

 辛坊氏「今週、日本維新の会が発表した綱領。憲法に関する記述です。『日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押しつけた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を審の自立に導き、国家を蘇生させる。』コメンテーターの皆さん。印象を一言ずつ頂きたいんですけど。」


 岩田氏「第一次安倍政権の時に安倍さんがね、戦後レジームからの脱却と言って、戦後のGHQ体制の中で作った憲法に対しては改正という事で、随分意識として強く持ってましたけど、この文章読むと何となく似てるような気がして。」


 安藤氏「ずーっとこれやってきたんですよね。スローガンはしっかりしてるような感じがするけど、やってることはあっち行ったりこっち行ったりで全然進んでいませんよ。」


 橋本氏「この表現は非常に橋下流の激烈な表現ですね。」

 辛坊氏「いや多分橋下流じゃなくて、石原慎太郎流だと思うんですが。」

 橋本氏「まあまああの世代はあれでしょうね。流でしょうね。」


 辛坊氏「伺うところによると、どうも綱領発表の前日に石原代表が『これを入れろ』と言って、石原さん独特の文章のように橋下さん思うんですが。」


 橋下氏「これここだけ取り上げられますけども、全体綱領見ればね、僕がずっと言ってきた改革の流れ、それはしっかり記載してあります。で、綱領って言うのは党を纏める軸みたいな所で、一番重要なところは改正なんですね。僕らのグループの中では憲法無効と主張している人達もいます。」

 辛坊氏「石原さんはそうですね。廃棄って、破棄っていう表現が。」

 橋下氏「で、僕は改正。政党で一番重要な事は最後纏めることなんです。僕は後で民主党さんと議論させてもらいたいのは、民主党さんの綱領、憲法に関しては国民と共に議論するで終わってるんですよ。議論はね、申し訳無いけども、それはね、コメンテーターの皆さんや論説員の仕事であって、政治家は決めなきゃいけないんです。改正で纏めたって所が重要なんです。」

 辛坊氏「細野さん。この綱領を読んだ素朴な印象は。」


 細野氏「まあ正直驚きましたね。まあおそらく石原代表が書かれたんだという風に思うんですが、今橋下さんが仰ったようなちょっと軽い話ではないと思います。つまり出発点が何処にあるかなんですね。1946年に現行憲法が出来てますけれども、それを真っ向から否定してますよね。ここを出発点に憲法の改正の議論をするのかどうか。これ安倍総理の憲法観とも極めて似てます。ですから橋下さんにまずお伺いしたいのは、戦後のこの憲法のですね、人権を守り、そして民主主義を確立をしね‥」

 辛坊氏「分かりました。橋下さんにそれを伺う前に、東京の高市さん。」

 辛坊氏が高市氏に振りますが、細野氏はそれを無視してずっと話し続けます。


 細野氏「それを基本的には認めるのか?綱領に書かれているように認めないのか。ここはもの凄く憲法の議論をするときの出発点なんです。」

 辛坊氏「分かりました。その点はしっかり覚えておいて、高市さん、先に印象を伺います。この綱領の印象はどうですか?自民党としては。」


 高市氏「私と価値観が一致するところ、結構ありますね。個人が自立できる社会であり、わが国の歴史と文化、誇りを抱くって事も、それから憲法についてもですね、ちょっと日本の孤立と軽蔑の対象にっていう所はですね(笑)ちょっと過激ですけど、でも絶対平和という非現実的な共同幻想を押しつけたと。これは確かにその通りだと思っております。私自身も憲法を改正するために国会議員になったようなものですから、これはなんとしてもやりたいし、自民党は衆議院選挙でもですね、Jファイル、かなりのスペースを割いて憲法を提示しました。憲法改正について。で、今度衆議院選挙でも政策、公約の取り纏めは私の責任ですが、憲法は打ち出させて頂きます。」

 辛坊氏「はい。という事で、聞くと自民党と維新は相当近いなという感じがしてくるんですが、先程の細野さんの質問です。今の憲法が抱えている自由であるとか人権であるとかっていうのの価値観はどうなんだと。」


 橋下氏「今の綱領はね、高市さんが言われたように絶対的平和。安全保障の部分について、これおかしいでしょう?って言ってるわけです。自由と人権の部分にまで全否定はしていません。安全保障の部分については今北朝鮮がミサイル準備してますよ。じゃあ日本どうするんですか?日本国家どうするんですか?これ国民全体が、今まで安全保障を考えてこなかった。何故かと言えば日本国憲法の前文でね、平和を愛する諸国民を信頼していれば、自分達の安全は守れるんだっていう国際社会を前提としていたんです。それは間違いですよって事。ただこの表現はね、石原代表のまあ芥川賞作家としての表現ですよ。(コメンテーター達爆笑)一番重要なのはね、改正。そりゃね、民主党さんはね、結局、改憲か護憲かを自己目的化せず、国民と共に議論する。結局改正するんですか?どうなんですか?答えられますかね?」

 細野氏「まず。」

 橋下氏「改正するんですか?そこを言って下さいよ。」
 
 細野氏「まず綱領について申し上げると、孤立と軽蔑の対象に貶めたっていうところは占領憲法にそのままかかってるんです。すなわち人権、民主主義、平和主義ってものを真っ向から否定するように少なくとも読めるんです。じゃあそれは違うんですね?」

 橋下氏「民主党さんはね、やっぱり学者論議をする人が多いんですね。そうじゃないんです。政治家なんですから。改正するのかどうなのか、そこをお答え下さいよ。」

 細野氏「そこは出発点として、ここを尊重して、そして発展をさせるのか、それを否定するのか、もの凄く違うんです。もう一つ伺うと、」

 橋下氏「じゃあ改正するんですか?民主党は。」

 細野氏「私どもはですね、2005年に憲法提言を纏めています。そこでは9条についてもですね、制約された自衛権をキチッと書くべきだという事もですね、考え方としては纏めています。」

 橋下氏「じゃあ憲法改正するんですね?」

 細野氏「ですから前向きにそうしたことについて議論をして方向性を出す事については基本的に方向性出してる。しかし‥」

 橋下氏「いや、改正かどうか絶対に言わないんです。民主党さんは。


 辛坊氏「しかし細野さん、答えとしては苦しい答えですね。(笑)」

 細野氏「いえいえ、それは違う。それは違う。」


 橋下氏「改正するんですか?議論して改正するんですか?改正のための議論ですか?議論のための議論なんですか?

 細野氏「もちろん改正のための議論です。」

 橋下氏「じゃ改正するんですね?」

 細野氏「改正するかどうかって言うのは中身なんですよ。」


 橋下氏「これはね、絶対言いません(笑)」

 細野氏「どういう方向で議論するのかっていう事です。」

 橋下氏「これはね、国民の皆さん、ホントにね、ここを見て頂きたいんです。僕らは表現の所、拙いところがあるかも分からない。過激なところがあるかも分からない。しかし改正。中身はしっかり国民の皆さんと議論しますけどもね、改正はやらなきゃいけない。しかし民主党さんはそれを絶対言い切りません。
 
 細野氏「何故言わないのかと申し上げるとですね。残念ながら、自民党の持ってる価値観、すなわち立憲主義に対する理解は極めて希薄です。たとえば自民党の憲法案を見てますと、家族を大事にする。その事をある種、促すというか強要するような文言がある。これは世界の憲法にこんなのありません。ですから。」(家族を大事にするという大切な部分を入れただけで、民主党のような左翼は即『促してる、強要してる』と捉える理解不能な体質だという事が良く分かる細野氏の発言です。)

 高市氏「細野さんいいですか?」

 辛坊氏「分かりました。ちょっとね、CMを挟んで憲法改正の道筋について皆さんで議論して頂きます。」


 辛坊氏「まず憲法改正するに向けての道筋を議論するに当たって基礎知識です。憲法を改正するためには96条。衆参両議院、3分の2以上の発議が必要。で、現状どうなってるかというと、衆議院は自民と維新を合わせると3分の2を軽く越えてますから、衆議院で本気になれば発議は可能。所が参議院がどうなってるのかというと、参議院の現状です。」

 辛坊氏「夏の改選で議席が残る部分。242を半分ずつ3年ごとに改選ですから、この色の濃い部分が議席が残る部分です。残る121が今年の夏に選挙が行われて改選って事になります。で、公明党が96条の先行改正には反対のようですから、どちらかと言うと憲法改正に否定的なグループに入れました。とするとですね、自民、みんな、維新の96条から変えていこうと言う人達が3分の2に達するには、改選の121のうちの103議席を取らなければいけないと。これは相当、橋下さん高いハードルであることは間違いないですよね。」

 橋下氏「そりゃそうですよ。でも出来ないと言われてる事をやるのが政治ですから、自民党さんだってずっと敗戦後からね、憲法改正って事を掲げてやってこなかったじゃないですか。でも高市さんがね、今回本気だって言われてるんですから、本気でやりましょうよ。これは。」

 辛坊氏「高市さん、これもし自民党が本気だとすると、どこかでやはり公明党と袂を分かつという局面が出て来るのではないのか?という見方もあります。高市さん、どうお考えですか?」


 高市氏「内閣、今一緒に組んでますから、各法で出て来るようなものについては、お互い意見の違う所があってもですね、修正したり色んな事をしながらやってます。しかしそれ以外議員立法などについては、意見が合わなかったら独自に別々に出そうって事もやってます。こと憲法に関してはね、これ国家観に関わる事ですよ。だから私は本来、選挙の争点に常になるべきだと思ってて、で、やはりこれは国家観による政界再編っていうのが最後の正しい姿だと思ってるんですね。で、細野さんに言わして頂きたいですけれども、さっき自民党案にケチ付けてらっしゃいましたけれどもね、少なくとも自民党は自主憲法制定を党是として昭和47年にも大綱を出し、そして平成17年にも憲法草案を出し、そして昨年ですね。講和条約発効から60年という独立を記念するその日にですね、110条からなる具体的な憲法案を出してるんですよ。民主党もまともな案を出してから仰って下さい。私たちは絶対何が何でもこれをやり抜くし、私はその為に国会議員になりました。

 辛坊氏「細野さん如何ですか。」


 細野氏「あのー、2つ申し上げたいことがあるんですけれども、まず自民党の憲法案、先程家族を大切にしなければならないという所について言及しましたが、国旗をですね。これを尊重しなければならないと言う主旨の条文もあります。


 高市氏「当たり前の事じゃないですか。」


 細野氏「そういう条文が入ってる憲法は世界の中にありません。すなわち憲法というのは、政府をですね。権力をキチッと国民がコントロールする手段なんだという基本的な所が自民党の憲法から抜け落ちているという事なんです。その上で我々はですね、96条なんですが、この議論は大いにあっていいと思います。ただし、国民の皆さんからするとですね、ま、たとえばレストランに入るとしますね。で、メニューがあって、こういうレストランですから、どうぞ入って下さいっていうなら分かりますよ?しかし憲法改正について、自民党は確かに憲法案出してます。我々はそれには反対です。で、我々も憲法に対する基本的な考え方は2005年出してます。維新の皆さんの憲法はまだ包括的なものではありません。すなわち中身について良く分からないけれども、メニューはないけれども、とりあえず国民の皆さん入って下さいっていうのが96条の改正の話なんですね。」


 (スタジオのコメンテーター、高市氏、橋下氏、ほぼ呆れながら細野氏の話を聞いています。)

 細野氏「しっかり中身についてもう少し国会内で議論して方向性を出して、その上で96条も改正をして国民の皆さんに決めてもらおうって言うなら分かる。」

 辛坊氏「96条というのは憲法改正要件が3分の2になってるけれども、これを衆参過半数にまずは改正しやすいようにしましょうというのが96条改正議論です。」

 細野氏「何故私がそのことにですね、今、若干待ったをかける必要があるかなと思ってるかと申し上げると、それは自民党の持ってる憲法観。これは我々と異なる。数が多いですから。」

 高市氏「辛坊さんいいですか?ちょっと。」
 (自分の主張に陶酔しきってる細野氏に耐えきれず高市さんが呼びかけます。) 
 
 辛坊氏「はい。高市さんどうぞ。」

 高市さんが話そうとしても、何も無かったかのように話し続ける細野氏
 細野氏「で、さらには維新の皆さんが掲げた綱領に対する憲法の考え方。残念ながら石原代表が軍事国家になるべきだとまで仰ってるこの考え方。そことはなかなか一緒にやれない中で、96条だけ2分の1ってことにすることは本当にいいのかという事なんですよ。」


 橋下氏「いや、今までの憲法議論で一番おかしいのはね、改正するための議論なのか、議論のための議論かなんですよ。今レストランの話をされましたけれどもね、この憲法96条があるがゆえに、今レストランがない状態なんです。入るレストランがないんです。だからこの96条を改正して、いつでも料理が出て来るような状態にする。これが96条改正。その後ね、皆で今のように高市さんや細野さんや僕らの中身の議論をしてね、メニューを作っていって、最後国民に提示すればいいんです。今レストランがないところでね、一生懸命メニューばかり議論してるのが民主党さんの考え方なんです。こんなのだって、改正しないとかね、96条がある限り改正できないんですから学者議論と同じですよ。」

 辛坊氏「高市さん、高市さん。」

 高市氏「はい。」

 辛坊氏が高市さんに話を聞こうとしますが、橋下氏の言葉にイラっとした細野氏がそれを遮り話し始めます。


 細野氏「いや違います。私共はたとえば9条の問題一つ取ってもですね、制約された自衛権を書く必要があるとは考えています。しかしそういう9条の改正という極めて重要な事をですね、その時、たまたまとは言わないけれど、これだけ大きくぶれる国政選挙で、半分、すなわち51の国会議員がそれでいいと思ったら前へ進めるというのは、やや憲法を軽く考えすぎていないだろうかと。」


 高市氏「細野さんね、民主主義の中でもうちょっと国民を信頼して頂きたいと思うんですね。今だったら3分の1ちょっと越える程度の国会議員が反対しただけでですね、議論すら出来ない。こういう状態作ってるんですよ。で、やはり国民の一票でですね、自分達の一票で憲法を変えていける。そういう形が出来ると、本当に皆これ国家の最高法規ですから、他の法律だって全部憲法に基づいて出来てるんですから、真剣に皆憲法を議論しますよ。日本国民はそういう国民ですよ。」

 辛坊氏「高市さん、高市さんの今頭の中にある憲法改正。まず96条先行改正という事で宜しいんだろうと思いますが、ロードマップというか時期的なものはどういう風に考えていらっしゃいますか?」

 高市氏「だから民主党さんのような仰り方をしている方々が多い限りできませんけれども、それでも憲法96条の改正案は随分前に、特に安倍総理がですね、創生日本という会を作って、平沼代表も入っておられましたけれども、ここを中心に纏めて、各党に呼びかけて、随分超党派で賛同者がいるんです。だから一番現実的な方法は96条を改正して少しハードルを下げて、そこから各党がしっかりと条文を出せばいいじゃないですか。自民党は既に出してます。民主党も出して下さい。」


 橋下氏「辛坊さん、96条の改正いいですか?これね、緩和する緩和するって言う風に世間で言われてますけどね。僕が一番問題視してるのは、高市さん言われるようにまず国会議員。発議するのも3分の2。これおかしいんですよ。発議はね、国会議員過半数で発議すればいい。」

 橋下氏「国民投票の所をね、もし必要であれば要件をもうちょっと過剰すればいいんです。今過半数になってますけどね、もし必要であれば国民投票の所、もうちょっと+αする。国会議員の発議を3分の2やったら見て下さい。戦後これまでの間、発議さえされない。議論すらされない。国民の間で激しい議論にもならない。僕はね、発議をした上で場合によってはこの96条の改正。国民投票の所で、ここを要件をね、ちょっと加重するというのはありかも分かりません。」

 辛坊氏「五郎さん、まあ間違いなく今年の参議院選挙。憲法って言うのは大きな争点になりそうですね。」


 橋本氏「そうですね。いや、今思いだしたのが、私は読売新聞でね、20年前に憲法改正思案出してるんですよ。で、漸くここまで来たかなっていう感じなんです。ただその場合、非常に順序を考えなければいけない。いきなりね、9条皆最初からやろうと言っても、なかなかこれは出来ない。そうすると、ちゃんと道筋をまず96条。それから次なる段階こうですよ。次なる段階の所で与野党やっぱりね、これは今の状況では3分の2以上の賛成が必要なんですから、その議論はしていくと。一つ一つやって欲しいと。そう思います。」


 細野氏「むしろ私はやや逆のアプローチも必要だと思いますよ。国民の関心は最大9条ですよ。で、9条について自民党は国防軍と書いてますね。国防軍を作るという事は。」

 橋本氏「いやだからその議論はこれからやればいいんですよ。与野党で。」
 細野氏橋本五郎氏の話を無視し続けます。
 
 細野氏「交戦権を認めるという事ですね。交戦権を認める。これは戦争が出来ると言う事ですね。」


 辛坊氏「そうですね。御免なさい。時間がだんだんなくなってまいりました。個々の9条を含めた議論・・・」

 辛坊氏が纏めにかかろうとしても話を止めない細野氏。

 細野氏「ですからそういったところについて、維新の考え方を出して、そこも含めて姿を出した上で、私は96条の議論だと思います。」

 辛坊氏「それも仰る事も確かで、要件を緩和すると、その先に各党がどんな憲法像を持ってるのかという事は当然の事ながら明示した上で、選挙を戦ってもらいたいと思いますが、高市さん、時間ここまでです。最後に一言仰りたいことがあれば是非どうぞ。」


 高市氏「いや、やっぱり国家の基本、しっかり考えて参りましょうよ。特に今の憲法だと、議員立法散々やってきましたけど、制約が多すぎます。国民の私権がですね、緊急事態にすら総理のリーダーシップでですね、適切な対応が出来ないですよ。で、もっともっと国が資源も領土も国民の命も海外にいる国民の命もしっかり守っていける。そういう体制作る為にも必要なんです。」

 辛坊氏「はい。高市さんここまでです。有り難うございました。」

 こんな事言うと失礼かもしれませんが、あの駄々っ子のような橋下氏が細野氏と討論しますと、非常に常識的で古風な大人に見えて不思議な気がしました。
 『民主党は議論しかせず、決められない政党。』という橋下氏の民主党観には思わず納得で、よくぞ細野氏の前でそれを言ってくれたと橋下氏に拍手を送りたい気持ちです。
 特に野に下ってからの民主党はその姿がモロに現れ、国会での民主党議員の質疑を見てますと橋下氏の民主党観はスッポリ当て嵌まります。
 前回の岡田克也氏然り、前原氏、そして極めつけがこの細野氏。
 とにかく、それぐらい細野氏は言ってる事に現実味が無く、空虚で、やたら攻撃的で、ただ体制に対して反抗したいだけの屁理屈屋にしか見えないんです。
 今回、橋下氏の矢継ぎ早の質問に、ついに細野氏、馬脚を現すような発言をされてしまったので、その失態に対する腹立たしさをゲスト陣にぶつけていたような気がして、こういう輩が集っている民主党は一刻も早く消滅すべきだと感じました。
 

『ウェークアップ!ぷらす』 自民党の決断。TPP、選挙制度、日銀人事。

 昨日、安倍総理がTPP交渉参加についての表明会見がありました。
 今朝はTPP交渉参加、日銀総裁、選挙制度について『ウェークアップ!ぷらす』での討論の書き起こしです。
   辛坊氏「矢継ぎ早に自公政権、決断を色々しております。TPPですね、安倍総理、昨日交渉参加表明しました。党の政策責任者として高市さん一言如何ですか。」



 高市早苗氏「入り口論は政府の専権事項です。公約はしっかり守っていただくという事を確信致しまして、強い外交力で国益を最大化して頂きたいと思っております。」



 虎谷アナ「選挙制度、TPPなどの懸案に対し、今週自民党は次々と決断を下しました。その内容は、果たして白か黒か。」



 安倍総理「本日、TPP、環太平洋パートナーシップに向けた交渉に参加する決断を致しました。」



 安倍総理「TPPに様々な懸念を抱く方々がいらっしゃるのは当然です。」


 安倍総理「先の衆議院選挙で、私達、自由民主党は聖域無き関税撤廃を前提とする限りTPP交渉参加に反対すると明確にしました。」


 
 石破氏「米、乳製品、砂糖、牛肉、必ず死守していかなければなりません」


 安倍総理「私達は、国民との約束は必ず守ります。TPPはピンチではなく、むしろ大きなチャンスであります。」




 安倍総理「国益を踏まえた最善の道を実現します。」



 昨日、関税を撤廃し、自由貿易を推進するTPPへの交渉参加を決断した安倍総理。
 政府の試算では、TPP参加で日本のGDPが3.2兆円底上げされる一方で、農林水産品の生産額は3兆円減少するという。

 安倍総理は先月の日米首脳会談で、TPPは聖域無き関税撤廃を前提としない。
 つまり、例外も認める事を確認したという。


 しかし、11ヶ国の交渉では、既にルール作りが進められている。
 後から入る日本の例外が認められるのか?





 一方、今月新たな総裁が誕生する日銀の人事は、新総裁にアジア開発銀行の黒田東彦氏。副総裁に、岩田規久男、学習院大学教授と、中曽裕、日銀理事を当てる人事案が与党などの賛成多数で承認された。




 黒田氏「大胆な金融緩和を行う事によって、2%という物価安定目標を出来るだけ早期に実現することであると。」

 アベノミクスをさらに加速させる金融緩和人事。
 白(白川氏)から黒(黒田氏)へ。
 アベノミクス第二幕は白か、黒か。



 相次いで違憲判決が出ている、いわゆる一票の格差。

 去年の解散前に0増5減による格差是正に加え、定数削減を含む抜本改革を行うとする関連法案は成立したが、具体的な合意形成には未だ至ってない。
 
 高村氏「出来れば連休前にでも法案成立させる」

 
 自民党は今週、比例代表の定数180議席を30削減し、残り150議席のうち60を得票数二位以下の中小政党に配分する案をとりまとめた。

 しかし民主党は制度が複雑すぎると、これを否定。
 情勢はさらに難航しそうだ。
 


 さらに、夏の参院選からはウェブサイトやツイッター、facebook等を使った選挙運動が解禁され、政党と候補者に限りメールでの投票呼びかけも可能になる見通しだ。

 しかしこれ、政治家にとっては落とし穴も。



 「オバマは史上最悪の大統領だ。彼のせいで我々は弱ったアメリカを引き継がないといけない。」
 これはアメリカの選挙で、オバマ大統領を落選させるために作られたコマーシャル。
 もしネット選挙が解禁されれば、日本ではネットでも事実上、落選運動が可能になる。
 
 自公案ではネット上で他人になりすまし誹謗中傷することを、防止する為、アドレスなど連絡先の表示義務が課せられる。

 しかし近い将来ネット上でこんな言い争いが行われる恐れも

 辛坊氏「(笑)ネットが無くても誹謗中傷が出来るって話になりますが。私如きでも結構ねなりすましがあるような状況ですから。まあ何処まで解禁するのかっていう議論はありますが。‥先ずはTPPからいきましょう。政府試算が発表されました。」

 
 辛坊氏「民主党政権時代にはですね。省庁によってバラバラの数字が平行して出て来るという。‥これ政府の統一見解で、GDPは3.2兆円押し上げられるけれども、農業生産額は3兆円減るという事なんですが、熊谷さん、どうですか?このあたり。」


 熊谷氏「あの、この数字はですね、関税の効果だけを計算した数字なんですね。」

 辛坊氏「単純に関税が0になった場合はこうなるという‥」

 熊谷氏「そうですね。その意味で言うと、たとえばTPPに参加をして色々競争だとか、イノベーションが進んでくると。そーするとおそらく10兆単位ではなくて、場合によれば100兆だとかですね、もっともっと遙かに大きなプラスの効果があると思います。」

 辛坊氏「この農業生産額の数字だけが、パーンとこれ出て来てるのは、おそらくこれから行われる農業助成金のある意味数字的なガイドラインというような事があるんじゃないかなと穿った見方してしまいますが。」

 熊谷氏「そうですね。まあちょっとアリバイ作り的な部分が相当あるんじゃないかと思います。」

 辛坊氏「うーん…。皆さん、今回の安倍さんの会見。評価は。宮家さん如何ですか。」

 宮家氏「やはり内向きの日本を外向きにする。そして貿易立国であるという事をもう一回考え直してね、日本の再出発をするにはですね、いいタイミングだと思いますよ。このタイミングを逃したら最後のチャンスと仰いましたけど、その通りだと思います。」


 岩井氏「支持率が高いということはこういう事なんだなぁと思うんですね。本来の自民党の考え方からいけばですね、大体選挙まで待とうじゃないかというのが今までのやり方だったんですけど、やはり選挙情勢が非常に良い。支持率が非情に高いという事で選挙前に決断出来たというのは、決める政治という事をはっきり打ち出せたと言う点では非情に評価出来ると思いますね。」


 橋本氏「国家100年の計っていうのはね、やっぱり政治家ならばそれを示さないと駄目ですね。この場合一番問題なのは農業ですよ。農業、さっきのマイナス3兆円って言うのも、それ何もしないからそうなるんであって、そうではなくて、やっぱり攻めの農業をやっていく。その事によって3兆円をもっともっとプラスにするように本来ならばしなければいけない。その大事な機会だと思いますね。」

 岩田氏「私、北海道出身でしてね、北海道なんかいくと酪農もありますよね。これで行ったら農業生産額3兆円減少っていうのがありますけど、とにかく受給率が0になるとか、極端な話になっちゃってるんですよ。だから攻めの農業って話ありましたけど、たとえば会社が農業に参入するとか、色んな事も含めて、やっぱり挑戦してみるって辺りの事、これからどうやって説明するかっていうのが大事だと思いますね。」

 辛坊氏「今日のスタジオの皆さん、賛成派のようですが、世論調査を取ると賛成が多いものの、かなり根強い反対論も、熊谷さんあるんですが、その辺りどうしてなんですか?」

 熊谷氏「やはりですね、イメージとして農業が侵食されるだとか、その他色々な保険制度などが崩されるだとかですね、そういうある種のプロパガンダが進んでる部分があると思うんですね。」

 辛坊氏「それはイメージなのか、本当にそうなのかその辺りはどうですか?」

 熊谷氏「ただ農業についてはですね、今まで価格維持政策、減反をして価格を維持する政策を取ってきましたので、どんどん需要が減ってきたわけですね。むしろこれは価格維持政策を止めて、価格を下げてですね、輸出競争力を出してくと。ここは最大のポイントですよね。」


 辛坊氏「まあしかしそれにしてもその一方で、参加する交渉に入ると言いながら、自民党としてはご覧のような伝統的な重要農産物に関しては、関税を維持すると。これが出来ない場合は脱退も辞さないものとすると。高市さん、これ実際に脱退するケースが有り得るとお考えですか。」


 高市氏「過去でもですね、交渉に参加して署名しなかった事例はありますけれども、私達が今現実的に考えているのは、さっき入り口論は政府の専権事項と申し上げましたが、今度出口ですね。これは条約発効のための手続きがございますので、仮に署名をしてきたとしましてもですね。その後、条約閣議決定をする。そして国会の方で承認をする。そしてまた初めてそこで締結の手続きをすると、国会に出す閣議決定の直前に自民党内。自公ですけれども、与党内の大変厳しい審査がありますから、これは国益を最大化できなかったと、かなり不利な交渉をしてきたっていうことになると、批准の手続きの所で、まあどうしようもないよと。こういった事も十分安倍総理は心に留めてですね、私は交渉に臨まれると思いますね。だから守るべきは守る。取るべきは取ると。この姿勢は明確だと思います。」

 辛坊氏「現実問題として、でもそこで批准しないなんてことがありますか?」


 宮家氏「いやそれと中身次第だと思いますけどね。通常こういうマルチの交渉っていうのは最後の最後の段階で皆カードを出してくるわけですよ。したがって今の段階で抜けるとか抜けないって議論ではなくてね。」

 辛坊氏「あと2回しか実質交渉に参加出来ない。これはもう手遅れだという説もあります。」

 宮家氏「いやそれは今既に合意されたものについては変えられないかもしれませんけど、まだまだ多くの分野が未解決の問題ありますから、私は手遅れって事は無いと思います。まだチャンスはあります。」

 辛坊氏「なるほど。同じ質問ですが、熊谷さん。」


 熊谷氏「たとえばですね、参加が認められる前にも色々なロビー活動をやったりすればいいわけですよね。それから日本は世界第三の大国ですから、やっぱりある程度日本の主張が通る部分っていうのがあるわけです。ですから合従連衡してしっかりと主張していくという事です。」


 辛坊氏「さあ、もう一つ決断ですが、昨年衆議院選挙するに当たってですね、与野党で定数削減を含む大幅な選挙制度の改革をすると約束をして選挙に入ったという事が岩井さんあります。自民党は一応約束を果たすと言う事なんでしょうか。自民党案というのが出て来ました。どういう内容かというと、比例の部分を定数30減らして、尚かつ150の定数になったうちの60をですね、二位以下の政党に配分するという事で中小政党に配慮するという案が出て来たんですが、どうですか?」

 岩井氏「元々選挙制度というものは完璧なものは無い。それから当然のように、それによって政党の優劣は決まってきますから、党利党略になることは間違いがないですよね。確かに定数を減らすという事は大事なんだけれども、ちょっとこの制度は無理があるかなという感じがあると。確かに中小政党に気を使ったと。石破さんの言い分によると、公明党の飲めない案は出さないと言ってる事は、公明党が飲める案だと言う事なんです。確かにそれの下の方の試算を見るとですね、公明党はほとんど変わらないと、その分自民党が割を食うという形になって、自民党が譲歩したという形になってるんですよね。ただこの制度自体見てみると、比例代表というのは元々死に票が出ないというのが、比例代表の特徴なんですよね。所が第二党に、第二以下にも配分するという事になってくると、有権者の意思というのが反映をされないという危険性が高くなってくる。」

 辛坊氏「そうですよね。比例でここの党がいいっていって比例の割合が出てくるのに、第一党には配分しない議席が60もあるっていう、一体何だこの制度はって事に、高市さん、これもしかすると本当にこれ通って作ると憲法違反で訴えられる可能性は相当高くなると。」


 高市氏「まだまだ様々な議論があると思いますけれども、去年の11月に自公民でですね、国会でしっかり決めていくという事で合意をしてるわけです。そんな中で全然何のたたき台も出て来なかったら、議論にもなりませんので、今回その案をですね、思い切って自民党のたたき台として協議に付すると。先程仰ってましたように、やっぱり選挙制度は完璧なものは無いです。私自身も小選挙区で戦ってて、最初の選挙は中選挙区でしたからね、あっちの方が良かったんかなぁとか色々思いますけれどもね、まあなかなか完璧なものは無いけれども、元々は消費税アップするのにですね、国会議員も自分で身を切れって話の中から急いでっていう事になって、ベストなものにはなっていないのかもしれないけれども、まずはたたき台が必要ですね。」

 辛坊氏「どうですか、ズバリですね、やっぱりこれは高市さん、公明党に配慮しすぎ、あるいは公明党に配慮するが故にこの案になったというのが指摘されるところだろうと思いますが。これについて如何ですか?」

 高市氏「現実的に決めていかなあきませんからね。本来だったら、第三者委員会っていうんですかね。有識者の方々で客観的に決めて頂くっていうのも一つだったと思うんですけれども、しかし実際に国会の中で決めて行くって事になったら、公明党だけじゃなくてですね、各党に呼びかける一つのたたき台って言うのは必要だと思います。」

 虎谷アナ「でも素朴にかなり思い切ったたたき台のように感じるんですが、そこは如何ですか?」

 高市氏「またあんまり自民党の中でそれの損得を考える意見は無いし、今はどっちかと言えば自民党、去年の12月の選挙では勝たして頂きましたけれども、必ずしもそういう事じゃないでしょう。これから。そして去年の12月の選挙結果見るとですね、比例で得た得票率を見てもですね、あのもの凄くそれの何倍もの議席数を取ってしまってるっていうので、ちょっと比例代表。その党に対する民意っていうのが強く出過ぎてるきらいがあるんですね。それをちょっと緩和すると。得票率より遙かに超える議席数の割合という事になってますんで。それを緩和する意味もあったんでしょうね。ベストかどうかは確信持てません。」


 橋本氏「これはやっぱりね、皆それぞれ自分のいいようにしようとしますからね。ここはやっぱり限界があるんですよ。それかもう一つはやっぱりね、衆議院と参議院が似た様な選挙制度であるって言う事もホントは同時に考えなくてはいけないんですね。という形で、私は第三者にしないと、これはずーっとこういう状態、必ず今度は公明党に譲る他の党駄目だとかね、」

 辛坊氏「自分達のことは自分達で決める。国会って言うのはそういうもんなんでしょうけど、とは言いながら限界があるなと言う気がしますね。」


 岩井氏「衆議院も参議院もですね、最高裁から抜本的な見直せと言われてるわけですから、衆議院、参議院、役割も考えながら、全体で選挙制度というのを第三機関でちょっと時間をかけて私はやるべきだと思いますね。」


 辛坊氏「そして、日銀の人事が決まりました。これは野党の足並みは乱れたんですが、乱れたんだけれども、結果的に全員過半数取れて承認と言う事になりました。熊谷さん、どう評価しますか?」


 熊谷氏「かなりいいメンバーだと思いますよね。黒田総裁は10年間ぐらいずーっとインフレ目標を言って、ホントにかなり緩和的な人である。加えて組織のマネージメント能力もあるわけですね。それから岩田先生はですね、この方、それこそ20年ぐらいに渡って日銀の天敵。ずーっと日銀を批判してるわけですね。で、中曽さんはですね、むしろ内部の日銀を抑える、そういう組織マネージメントの役割と言う事で、3人合わせると非常に良い人事だと思いますね。」

 辛坊氏「あのーでも、素朴に思うんですが、こうやって人事も含めて比較的与党の思い通りに皆進んでるという事になると、全てに対しての結果責任は、これはもう厳しく問われることになると。」

 橋本氏「そうです。おそらくその覚悟はあると思うんですね。これは日銀に対しても厳しい態度で臨んだ総理大臣。それは全て責任を負わないと駄目ですよ、これはね。」

 辛坊氏「先程のね、TPPにしても、熊谷さん、たとえば色々議論になってるのは、何かこの企業にですね、政府が訴えられると、そういう条項も入ってると。これはやっぱり国益に反するのではないかという議論もありますが、その辺りの評価はどうですか?」

 熊谷氏「ただそう言う条項はですね、日本が他の国と結んでるFTAだとかそういうものにも沢山入ってるんですよね。で、逆にですね、こちらが訴える事も出来るわけですから。そこだけを取り上げて悪く言うのはバランスを欠く感じがしますよね。」

 辛坊氏「なるほど。宮家さん、安倍政権の外交、経済運営、全般をご覧になって如何ですか。」


 宮家氏「今の所はいいですね。外交については非常にぶれないでしっかりとしてますし、経済については、ある意味大きな実験ですね。しかしこれを決断してやるということは、おそらく今市場には良いメッセージとして伝わっている。」

 辛坊氏「岩田さん、マスコミとしては非常に辛いのはですね。やっぱりここが悪い、ここが悪いといって我々としては豊かな未来を目指すと。批判をするとっかかりの所が。」


 岩田氏「ただね、ただし、ミニバブルみたいにね、株でも短期で売り買いなんかで今色んな本でも出てきてますけど、やっぱりそれは避けながらっていうかね、嘗て我々苦い経験してるわけですから、バブルの時からですね、急に下がって失われた20年なんて言われていくと、その辺をちゃんとバランス良くっていうのがこれから課題として残るんだと思いますよ。」


 橋本氏「あのね、一つ懸念するのはね、非常に今良い状態で、おそらく総理大臣も非常にね、躁の状態っていうか、高揚した感じでしょ。こう言うときは相当気をつけないと駄目ですよ?そりゃ株価がいつまでもいつまでも上がるわけじゃないですから。その時どういう備えをするのかっていう事を今きちんとやっておかなければいけないと思いますね。」

 辛坊氏「そりゃ借金し続けて、財政出動し続けて、金融緩和し続けたら、どっかで金利だって上がるだろうっていう発想もね、」


 岩井氏「でもね、去年まで報道というとね、政治の報道というと、とにかく政局報道ばっかりだったでしょう。やっぱりこっからね、政策の問題がホント問われてきてますからね、やはり報道の在り方っていうのも変わってこなきゃいけないんだろうと思いますね。」


 辛坊氏「確かにそれは言えますね。政策の中身についてお伝えすると言う事が、やっとここ数ヶ月できるようになってきたかなっていう感じは素朴に持っております。」

土日になりますと、こちらの方ではよみうりテレビ系の番組が多くなってきます。
 そして、平日の関東の番組に比べますと、関西の報道番組は圧倒的にまともな報道をして下さるので、今日のこの番組を見て、ここ数日来感じていた不安のようなものがまともなコメンテーターの方々の話により払拭された気がしました。

 TPPに参加することによるマイナス面は色々あるのかもしれませんが、それが過剰に関東の番組ではある種プロパガンダ的に流されている面もある事を熊谷さんの話から知りましたし、とにかく自民党政権には長期的に頑張れ!!と応援する事しか自分には出来ないのですから、その姿勢で自分も頑張ろうと思った次第でした。


安倍総理訪米での記者会見。世耕氏宮崎氏橋下氏。ウェークアップ!ぷらす。

 先週の土曜日に放送されたよみうりテレビ「ウェークアップ!ぷらす」より、安倍総理、アメリカでの記者会見の様子と、世耕さん、宮崎さん、橋下氏による今回の首相訪米の感想と討論です。
 東京の番組より、ずっと分かりやすく見られましたので載せさせて頂くことに致しました。

 安倍総理「総理大臣として6年ぶりに米国を訪問致しました。オバマ大統領は二期目のスタートの忙しい中、バイデン副大統領、そしてケリー国務長官と共に温かく迎えて頂きました。改めて感謝申し上げたいと思います。大統領とは、同盟強化の方向性について、率直に議論し、そして意見の一致を見ました。」



 安倍総理「この3年間で著しく損なわれた日米の絆と信頼を取り戻し、緊密な日米同盟が完全に復活をした。自信を持ってこう宣言をしたいと思います。首脳会談では実に様々な協力分野について議論をしましたが、私から主な成果に絞ってお話しをさせて頂きたいと思います。」


 安倍総理「第一に安全保障でありますが、わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを踏まえ、日本は米国共に責任を果たしていく決意。オバマ大統領との間で完全に認識を共有を致しました。具体的には集団的自衛権。防衛費の増額。防衛大綱の見直しなど同盟強化に向けたわが国自身の取り組みを大統領にお話しを致しました。また日米間で幅広い分野で防衛協力を進めていくことについて一致を致しました。そして2プラス2会合も活用してフォローアップするよう私と大統領で閣僚に指示すると言う事で一致を致しました。」
 
 安倍総理「米軍再編については普天間飛行場の移設。及び嘉手納以南の土地の返還計画を早期に進めていくことで一致を致しました。第二に地域情勢についてでありますが、日米同盟を基礎にアジア太平洋地域が力ではなく法の支配に基づいたものになるよう日米が協力をしていくことで大統領と意見が一致を致しました。」

 安倍総理「北朝鮮の核実験については追加的制裁を含む新たな安保理決議を速やかに採択するなど、断固とした措置を取るべく引き続き緊密に連携をしていくことを確認致しました。金融制裁について日米間で緊密に協力していくことでも一致を致しました。」

 安倍総理「また拉致問題の解決に向けた強い意志を伝え、改めて大統領の理解と支持を得ました。グローバルな課題についても有意義な意見交換が出来ましたが、特に多くの邦人が犠牲となったアルジェリアのテロ事件もありました。テロ対策について近く日米テロ協議を行うことで合意を致しました。」

 安倍総理「第三に経済であります。日本経済の再生を成し遂げることが安倍内閣の優先課題でありますが、三本の矢について説明し歓迎して頂きました。強いリーダーシップを期待しているとのお話しがあり、日本経済の再生は日米両国、さらには世界にとって有意義であるとの認識の共有を致しました。」


 安倍総理「TPPに関してはその意義やそれぞれの国内事情も含めじっくりと議論を致しました。オバマ大統領との間で、日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品といった二国間貿易上のセンシティビティが両国にある事。最終的な結果は交渉の中で決まっていくものである事。TPP交渉参加に先立って、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束する事は求められないことの三点を明示的に確認致しました。私は選挙を通じて聖域無き関税撤廃を前提とするTPPには参加しないと国民の皆様にお約束をし、そして今回のオバマ大統領との会談により、TPPでは聖域無き関税撤廃が前提ではない事が明確になりました。なお大統領との会談では私からこれ以外にも私達が示してきた5つの判断基準についても言及をしました。そして今後参加するかどうかという事に付いては、まずはこの日米首脳会談の結果を党に報告を致します。25日は役員会がございますので、そこで説明をし、また友党である公明党にも説明を致します。そしてその上において、交渉参加するかどうかについて、これは政府の専権事項として政府に対して一任をして頂く、そう言うことをお願いをしていきたいと、こう思っております。その上において判断をしていく考えであります。」


 安倍総理「日中関係はわが国において最も大切な二国間関係の一つであります。戦略的互恵関係の原則に中国は立ち戻ってもらいたい、こう思っていますし、対話のドアは常に開かれているという事は申し上げたいと、こう思います。また習近平総書記はですね、年齢的にも私と変わりません。13億の民を統治をして行くと言う事は同じ国の指導者として、それは大変な事であるという事は私も十分に認識しておりますし、大体同世代の指導者としてですね、それは色んな事を話す機会があればいいと思っています。いずれにせよ尖閣の問題については、これは領土問題は存在しないわけであります。そして同時に我々はこの問題をエスカレートさせるつもりもないという事ははっきりと申し上げておきたいと思います。」

 辛坊氏「ワシントンから佐藤さん。首脳会談なんですが、実際今の会見を聞いててですね、どうですか、同行記者団としては、たとえばTPPの文言なんですが、これは予想通りだったのか予想以上の展開だったのか。如何ですか。」


 佐藤記者「はっきり申しまして、予想よりも上だったという風に申し上げて良いと思います。共同声明というのを実は出してるんですね。首脳同士が先程。これ当初あまり言われてなかったんですが、こちらでは交渉に参加する場合には全ての物品が交渉の対象とされることは確認する。これが一つあるんです。しかし最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであり、一方的に全ての関税を撤廃する事をあらかじめ約束する事を求められるものではないことも確認すると。つまり聖域無き関税撤廃というものが前提ではないと言う事を言ってるわけですよね。従って安倍総理は記者会見でもオバマ大統領との議論を踏まえて聖域無き関税撤廃前提でないという認識に立ったと。そして交渉参加に向けた態度を近いうち判断したいという会見になってるわけですよね。」

 辛坊氏「なるほど、その辺りは後ほどこのスタジオで討論して参りますが、それ以外の事も含めて今回首脳会談てのは全体でどのくらいの時間行われたんですか?」

 佐藤記者「ランチも含めまして2時間程度ですけれども、その間に私達もホワイトハウスに入れてもらって、二人が腰掛けてお話になるという場面もありました。」

 辛坊氏「どんな雰囲気でした。」

 佐藤記者「初めての会談と言う事で緊張感も感じましたけれども、二人ともリラックスした感じでソファに座ってですね、特に私印象深かったのは中国問題について安倍総理がお話しになったときなんですけど、安倍総理が中国に対して私達は冷静に対処してきたし、これからも冷静に対処していくとお話しになった時に、隣のオバマ大統領がそれまではあまり表情を動かさなかったんですが、非常にうんうんと頷いていたんですね。やはり今回中国をなるべく刺激しないという配慮が感じられる首脳会談だったと言えると思います。」


 辛坊氏「なるほど。さあ、スタジオのコメンテーターの皆さんに伺って参ります。世耕さん、記者会見をお聞きになってどうですか?」
 
 世耕氏「非常に予想以上の成果があったと思います。TPPとか色んな個別の問題もあるんですけど、今回の首脳会談、実は一番重要だったのはアメリカ、オバマ大統領からすればですね、この政権ちゃんと付き合えるのかという事です。ここまで毎回一年で交代してきた中でですね、今度の安倍政権ってのが付き合えるのかどうかって、これをやっぱりオバマ大統領にきちんと信頼してもらうって事が重要だった。で、アベノミクスできっちりやってきてるという事で、今もお話しにありましたが中国に対しては毅然とはするけれども、冷静に対応していくというような事とかですね、或いは同盟国としての責任を果たしていくと言う事。これでかなりですね、この政権とは信頼をして付き合っていけると、そういう信頼関係が出来たって事がまずやっぱり今回の会談の一番の成果だったんじゃないかと思います。」


 辛坊氏「なるほど。具体的にTPPの話をしていきたいと思いますが、TPPに関しては25日の役員会で自民党に諮って友党の公明党との話し合いもして、参加に関しては政府の専権事項だと。つまり党内でどんな反対が出ても五郎さんこれはやるんだという風に受け止めるべきでしょうね。」


 橋本氏「そうです。まずこれは原則をね。今回は入り口、それは最終的に政府が決めるんだよと。しかしその前は十分話し合いはするんですよという原則をきちんと。だから一歩一歩道筋はちゃんとつけてるって事は言えますね。」

 辛坊氏「岩田さん、でも聞くとほとんど交渉参加宣言に近いような。」


 岩田氏「ですよね。ですからこれ戻ってね、党内に勿論反対派いるわけですから、これに対してこの聖域無き関税撤廃が前提でないって事言ってるわけですから、これはもう明らかになったと言ってるので、多分反対勢力ってのはね、抑えられるんじゃないかと。多分安倍さんも今の頭の中でも自信は相当芽ばえているんだと思いますけど。」

 辛坊氏「橋下さん、会見を聞いて。」


 橋下氏「僕は野党の代表なので、ちょっと嫌味を言わさせてもらいたいと思うんでけどね、今回は、これ当たり前の事なんです。初めから当たり前の事。何かと言えば聖域無き関税撤廃ってのはあくまでも目標なのでね、交渉でその目標に向かっていきましょうというのは当たり前の事なんです。だから交渉に参加してオンザテーブルに全て載せますけれども、交渉如何によっては最後の結論はどうにでもなるってのは当たり前の話だから、日本維新の会も先ずは交渉参加をしましょうよと。で、交渉の中で聖域無き関税撤廃についてはね、やっぱりそこは関税設ける設けないというのはきちっと国益を守る為にはやりましょうっていうのは、ずっと選挙中から言ってきました。ただね、安倍首相の今回凄いところは、僕は議員を纏めるグループの代表についていますから、このね、議員を纏める難しさってのも経験してます。これはちょっと嫌味でホント申し訳無いけれども、安倍首相の日米会談での成果と言うよりもね、党内向けですよ。党内手続きを着実に進めるためにね、一歩一歩進めていったという所はもの凄い政治的手腕があると思います。ただこのTPP関してはね、申し訳無いけど当たり前の話です。」

 辛坊氏「実際、自民党の公約も聖域無き関税撤廃である限りは反対っていうのは、こういう貿易交渉で聖域無きなんて事は有り得ないわけで、これはもう初めから宮崎さん入ると言う事は去年の公約から宣言してるのと実質的には同じだったと思うんですが。」



 宮崎さん「そう言う意味ではね、アメリカ側とある種平仄(ひょうそく)が合ってる所があって、アメリカは事前にはね、ある程度例外無きっていうのを強調したりして、通商代表部なんてかなり強硬に見えるような事を言ってたんだけど、実際にこうやって首脳会談が行われると妥当な着地点が見出された。そういうこのなんかね、呼吸の合方っていうのが見えてくる。それがまさに世耕さんが仰った信頼感の醸成というものなのかもしれませんね。」

 辛坊氏「佐藤さん、その辺り水面下で相当厳しい交渉があったのではないかと思うんですが、どうですか?」

 佐藤記者「そうだと思います。勿論、外務省、経済産業省併せて色々すりあわせはして来たんだと思いますが、やはり今回大きいのはですね、聖域無き関税撤廃を前提としないという事を二人の首脳が共同声明という形で明示的に示したと言う事が意味が大きいんだと思いますね。したがってこれから交渉参加に向けた動きは加速化していくと見ています。」

 辛坊氏「その一方で今回共同声明は異例な形で発表されましたが、共同記者会見が行われなかった。或いは空港での出迎えも含めて、ちょっと温度が低いんではないのかって言う見方もありました。この辺り如何です?」

 佐藤記者「確かにそう言う声もありますね。しかし今日の二人の会見を見ておりましてね、時間もかなり取られたんですね。15分ほどでしょうか。我々の質問も受け容れてくれたと言う事で、その状況を見てみますと、まあ普通の対応ではないかという風に見ております。」


 辛坊氏「なるほど。さあ、それ以外の論点をちょっとここにあります。今回の日米首脳会談の論点幾つかあったんですが、たとえば在日米軍問題に関して言うと、普天間の移設、それから嘉手納以南のとにかく撤去するという事に関しては改めて確認をするという事に世耕さんなりました。」

 世耕氏「そうですね。で、今、出迎えとか色んなお話しありましたけれど、オバマ大統領っていうのはどの首脳に対しても極めて実務的な対応をする人ですから、全くこれは違和感は無いなという風に思いますね。」

 辛坊氏「比較的ドライな人のようですね。」



 世耕氏「まあ安倍総理自身もあんまりおべんちゃらとかそういう人ではないので、そう言う意味では二人とも性格が合ったんじゃないですかね。極めてもう二時間近くも具体的な話題をみっちり話したという首脳会談だったと思います。」

 辛坊氏「川北さん16歳までアメリカで暮らしてらして、完全なバイリンガルですが、アメリカにいたときの日本感っていうか、日本に来てからの日本感というか、オバマ大統領って人はどういう人ですか。」



 川北氏「そうですね。向こうではアイドルみたいな感じで、奥さんとかも家族構成も凄い皆さん憧れてますね。」

 辛坊氏「その辺りの政治家のポジションっていうのが日米随分違いますね。」



 世耕氏「アイドルになるなんて羨ましいです(笑)橋下さんちょっとそうかもわからないですが、大阪市民の間では」



 橋下氏「どんだけ叩かれてますか、もうホントに(笑)」

 辛坊氏「そして北朝鮮に関しては新たな制裁決議への連携。これも明確に表明されました。やっぱり一つの焦点としては対中国なんですが、この辺りは岩井さんどう読み解いたらいいんですか。」


 岩井氏「オバマ大統領としては、あまりね、日中関係が先鋭化するっていうのは望んでないわけですよね。ですから抑制的な対応をして今後解決図ってくれっていうような、そう言う意味合いの文言も出てますんでね、これは帰ってきてから対中国に対して安倍さんがやるっていうのは本格的に試されることになるんだと思いますが。」

 橋本氏「あの、安倍政権というのは私から見れば誤解されている。というのはもの凄いタカ派でね、超タカ派で、今にも尖閣守る為に軍隊やるみたいなイメージですが、決してそうじゃない。で、今回はその意味は非常にあったと思う。アメリカに対して。それは国益を守る為には毅然としますよと。しかし現実的な対応はちゃんとやりますよと。これは当たり前の事でね、これはその意味は非常にあったと思うんです。」

 宮崎さん「これ総論の部分でね、アジアの関係というのは力によるものではなくて、法の支配によって構築されていくべきものだという風に前段で仰いますけど、これまさに中国に対するメッセージなんですよね。」

 辛坊氏「橋下さん。」


 橋下氏「いや僕も弁護士出身ですからね。大体先にボーンって言って現実的なところを探って決めていくって、そういうやり方でずっとやってきましたけどね、安倍首相はさらにそれを越えて一歩上手を行かれたなと思うんです。というのは、総選挙の時はね、そこまで言いますかっていうぐらいまで強硬な話をバンバン言って、まあこれもまた野党の代表ですから嫌味を言わさせてもらうと、ちょうどあの時に国民もですね、ちょっとナショナリズム的な気運が気持ちがありましたから、それをグッと掴んでですね、でも実際に首相に就かれると、こうやって現実的な対応をするということで、極めてここもね、野党の代表としてはホント悔しいんですけれども、一つずつ着実に進められてるなというのは正直に思いますね。」

 辛坊氏「佐藤さん、対中国なんですが、取材しててどんな雰囲気を感じましたですか。」

 佐藤記者「先程の会談の後にですね、こちらのシンクタンクで政策スピーチというものを安倍総理行っていて、ここで質問も出たんですね。出席者から。中国との関係についてはエスカレートさせるつもりは日本側には全く無いと言う事をこの際申し上げてるとか、努めてこの冷静さを強調しております。やはり中国とは対話関係を強めていくと、門戸は開いているという姿勢をかなり今回アメリカでも強調していますね。」

 辛坊氏「なるほど。世耕さん、さっきちょっと聞き忘れたんですが、TPPに関してですね、これもし安倍さん戻って来て党内に図ると、党内は纏まるんですか?」



 世耕氏「これは纏めていかなければいけないと思います。そんなに時間をかけずに纏めていかなければいけない。ここは残念ながら、我々民主党と違う所なんですね。党内手続きというのはキチッと踏んでいきますから、必ず何処かでコンセンサスは出来ると思います。で、これは、ここからは交渉なんですから、どうやって今農業で心配されている分野をですね、まず聖域に入れてく努力をするかっていう事と、今度聖域として入らないとなった分野についてですね、どういう形で今度は国が対策を打ってくかと。そういうステージに変わって来るという風に思います。なんか何でもワーっと反対だっていう所ではもう無くなってくるんだろうという風に思います。」

 辛坊氏「五郎さん、これもし交渉参加という事になったら日本として何に注意しなければいけないと。」

 橋本氏「これはね、私はずーっと話がね、考え方が逆だと思ってるんですよ。一番影響を受ける農業についてどうするのかっていうのが平行する。或いはその前に農業はこういう具合に展望できますよって言うのが先にあって、じゃあ今度の問題はこういう具合にちゃんとクリア出来るんですよっていう、そう言う方向で行かなきゃいけないのが、農業の方の改革がさっぱり進まないで、参加するかしないかばかりになってる。ここはやっぱり早くやらないとダメですよ。これは。」

 世耕氏「これは我々成長戦略の方でですね、これから農業を改革していく、農業を成長産業にしていくんだってメニューもバンと入れてますので、その辺と平行にやっていきたいと思っています。」


 橋本氏「そう言う形で問題の提出の仕方をこれからやっていくって事をしないとダメですね。」

 辛坊氏「橋下さん、まあこのTPPに関しては維新としては元々の公約としてこれは推進だっていう立場でした。」

 橋下氏「そうですよ。で、ちょっとね、石原代表のグループと一緒になったときに後退したんじゃないかと、TPPについては後退したんじゃないかという事を言われましたけれど、いやまさに安倍首相が言われてた事を僕はずっと言い続けて、まずは交渉に参加ですと。で、交渉に参加した後、交渉の結果次第では勿論国益に反する場合には蹴りますよという話はずっとしていましたのでね、全くこれ問題無いんです。安倍首相もね、これだけ前に進んでいったのは、また野党の立場から言うと僕らが応援したって所もあるのかな?ってありますよ。みんなの党と日本維新の会はこれはもうドンドンやって下さいっていう事で言ってましたからね、党内の反対派を抑えるためにも、そういう力を使ってくれたと言う事であれば、僕はもう与党野党の関係は嫌なのでね、日本のために良いことは進めていきたいと思ってますから、とにかくTPP交渉参加するって事は僕は日本のために良いことだと思ってます。」

 辛坊氏「これおそらく交渉参加を日本が表明して、その後アメリカ議会が認めるというのに90日間時間がかかる。そうすると2月の最終週に表明したとしても、5月の末ぐらいが実際交渉の現実的な入り口と。で、大体2.3ヶ月に一回ずつ交渉が行われて、秋には妥結という事になるとホントに秋に妥結と言う事になったら2回ぐらいしか交渉参加の余地がない。」

 世耕氏「はい。ただ一方でですね、今回そもそもの聖域の部分の表現についてアメリカ厳しかったわけですが、今回大統領がちゃんと確認をしてきたと、この背景にはやはりアベノミクスが利いてるんです。日本がこれから成長していく、デフレを脱却して成長していくって事は日本がやっぱり魅力的なマーケットだと。どうしてもTPPに入ってもらわなければいけない。その為にはという動きがあったわけですから。」



 宮崎さん「そう言う意味ではアメリカ側にもね、当然聖域というような分野というようなものがあって、砂糖とかね、自動車とかね、円高と関わりのあるように自動車とか機械とかあるわけですよ。だからそういう所が交渉となっていくと言う事でしょうね。」

 辛坊氏「この間G20、その前のG8でもですね、円安誘導だと叩かれてもおかしくないような局面で、アメリカが後ろから、『いやそんな事無いですよ』というバックアップしてくれたのは、今回の事があったんで、どうも事前にその辺りのすりあわせが岩田さんあったんじゃないかと言う。」


 岩田氏「そうです。日米関係っていうのは空白の3年3ヶ月なんていうね、民主党怒るかもしれないけど、言われてる中で言うと、それを建て直したいっていうのはアメリカ側にもあってその支援ていう形の発言っていうのはやっぱりあったんだと思いますね。」

 辛坊氏「これしかし参議院選挙の前に参加という事になると、その辺りが維新としては争点にならなくなりますね。」

 橋下氏「いやでも、日本のためにね、良ければいいんですよ。野党だからと言って何でもかんでも与党の政権政党の足を引っ張るなんてとんでもないです。良いことは進める。ただ僕は農業改革と、地方分権、特に既得権打破。これは自民党には出来ないと言うそういう思いでね、これから国会で色々と自民党と論戦をさせてもらいたいと思いますので、農業改革、特に地方分権ですね。この辺りは出来ないと。・・あのーやってもらいたいんでね。そういう意味で国会で論戦していきたいですね。」

 
 以上が、先週23日のよみうりテレビ『ウェークアップ!ぷらす』で取り上げられた安倍総理訪米に関する討論でした。
 
 安倍総理訪米に関する報道は散々関東の番組で取り上げていますが、関西の番組はとにかく同じテーマを取り上げるにしても、コメンテーターや司会者が安倍総理に対して偏向的な観点から入っていかない事、そして関西の方の性格もあるのでしょうが、話がポンポンと小気味良く運んでいきますので後味が良くて、さらに裏側まで突っ込んだ話に及ぶことも多々ありまして、ちょっと期待しながら興味津々で拝見しています。
 それにしても橋下氏って何でこんなに同じ事を幾度も繰り返すのかなぁ‥と書き起こししながら感じた次第でした。



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