AX 西尾幹二氏。アメリカよ、恥を知れ。外国特派員協会での質疑応答 - 徒然日記
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西尾幹二氏。アメリカよ、恥を知れ。外国特派員協会での質疑応答

 一九三三年から一九四五年の間に、日本政府は戦争犯罪を起こしたとお考えでしょうか。あるいは、何も起こしていないとお考えでしょうか?

 西尾氏「各国並みの一般の戦争犯罪は起こしたかもしれませんが、慰安婦問題については戦争犯罪を起こしていないと私は思います。河野談話の中に『一定の強制があった』ということが書き込まれているわけですが(註・正確な表現は官憲などが直接これに荷担した。)その文章を作成した官僚を問い詰めた結果、その官僚は、それはオランダの事件を語ったものであって、韓国の事件を語ったものではないという弁明をしました。
 オランダの事件というのは、インドネシアにいたオランダ人女性が強制的に売春を強いられたという事件です。これは戦争中に処刑されてその慰安所は閉鎖されています。
 という事は、軍がそのようなことをしてはならないと言うことをむしろ表明しているわけです。しかも、戦争が終わってからBC級戦犯として、その日本兵は死刑になっている。問題はそのような形で解決しているわけです。その問題を日本の官僚が頭に置いて一定の強制性があったという言葉を河野談話の中に入れた。これは誤解を招きます。
 官僚というのはずるいので、どちらから言われても文句が出ないように(註・すでに謝った宮沢首相もおかしいと言われないように)するために、強制はあったと言って、一面で強制はなかったかのような、そこを明確にしないでおいたらと言うところが、日本の官僚の悪質かつ国を滅ぼす危ない所です。
 まず、兵士の性病を防止する。軍事力の低下を防ぐためです。
 第一次世界大戦時のドイツはこれで失敗しています。自分達の軍を病気から守ると言う事が挙げられます。
 
 第二に、一般市民の女性の貞操を守る。
 そのために、売春を商売とする一定の女性を対象とした慰安施設を軍が管理する。これは世界各国が行っていることです。
 今でもあらゆる国で行っていることです。これを犯罪だとするならば日本も犯罪を犯したことになりますが、これを犯罪ではないとするならば日本も犯罪を犯した事にはなりません。そのようなことはどこの国でもやっていることだと言う事を申し上げているわけであって、それを持って賠償だの謝罪だのと言うのは腹を抱えるほどおかしな話です。

 
騙されてきた日本政府


 地球上に軍隊が作られて以降、中世の軍隊、十字軍にも、近世の軍隊、傭兵にもこのようなことは常にあった話です。
 それが何故近年、大きな話題になったかという背景を申し上げますと、日本と韓国の間は特殊な関係になっているのです。日本側が謝罪すれば終わりにするよ、と言う関係です。
 たとえば盧泰愚大統領も、謝ってくれればこの問題は終わりにする、と日本政府に言いました。
 日本はそのようにして騙されてきたわけです。
 同じ騙しが常に繰り返されてきたのが日韓関係の構造です。日本は愚かにも、ずるずるとドロ沼に嵌ったのです。
 この会場には西洋の方が沢山おられますが、アジア人はエモーショナルなんです。謝ればお互い水に流そうよ、と言う非政治的、非論理的な悪い癖が日本人にはあります。
 相手に謝ればそれで全て問題は解決する、というふうに甘く思い込んでしまった。ところが、そうはならなかったというのが、この事件の全てなのです。
 一九八二年までは、韓国からはいかなる声も上がっていなかったのです。
 八二年に歴史教科書問題が発生して中国が揺さぶりをかけ、政治と歴史を結びつけて日本を懲らしめることが出来ると言う事を見て、八三年に全斗煥大統領が俄に歴史を持ちだして日本を強請り、日本から援助をもぎ取るという手口を覚えたわけです。
 そこへもってきて、吉田清治という詐話師、偽物を語る男が登場して、それを朝日新聞が煽り立てて問題を複雑化した。
 日本はどうにも仕方がなくなり、謝れば上手く解決しますよ、と言う韓国政府の意見に合わせて、日本は一方的に謝るというスタイルを取った。それが河野談話です。


 日本は、日本国内から日本の女性を連れて戦地まで行って慰安所を作っていた。現地の女性に人権の問題が起こらないようにそのような行動を取った。日本はむしろ人権に対して、他の国の軍隊よりきわめて配慮していたと考えられるのですが、如何でしょうか。

 西尾氏「たしかに、ドイツは現地調達でした。ドイツ人女性を全戦へ連れて行くケースはなかったようです。ルーマニアなど、現地で調達した。指名された女性は二つに一つの道しかなかった。すなわち現地の、つまりルーマニアの慰安所に勤務するか、さもなくば東部戦線に駆り出されるか、その二つに一つの選択しかないので、多くの人は慰安所に入ったという記録が残っています。
 ドイツの女性が出かけていくことがないと言う事は、ナチスにとっては困った問題でした。なぜなら、ナチスは血を大事にしますから、ゲルマン人以外の血と混じることは許し難いことであったという論争も巻き起こっていました。これを見ても、ドイツは現地調達だったことが分かります。(「質疑応答と意見陳述」終了)


 慰安婦問題は、日本の国内では論争終了で片がついているのに、今まで世界にきちんと発信がなされないできた。
 中韓には何を言ってもダメだが、アメリカやヨーロッパその他に事件の真相、日本の主張が届いていないのは、ひとえに外務省の責任である。それで日本政府は追い込まれている。官僚の卑屈と怠惰が政治の危機を招いている。
 
 われわれ言論人は、この件では無力であることを思い知らされてきた。日本人有志がアメリカの新聞に意見広告を出すような試みもなされてきたが、かえって無力感をきわだたせた。公的立場を持つ政治家や官僚が言うべき事を言わないからである。安倍首相も、最近ではアメリカに威嚇され、腰が引けているように見える。

 私のこの小さな発言が、反撃の発火点になって欲しいという思いは私だけでなく、ネット言論のアチコチに見出された。しかしまた例によって、マスメディアが口裏を合わせて、無かった事にするのかもしれない。

 日本で一番日本をダメにするのはマスメディアである。

 私が慰安婦問題で国内の論争に参加したのは一九九七年の事であった。
 フランツ・ザイドラーの『売春・同性愛・自己毀損ードイツ衛生指導の諸問題一九三九~一九四五』(クルト・フォヴィンケル出版社)という一九七七年刊の本を参考に供し、『諸君!』(一九九七年一月号)に「慰安婦問題の国際的不公平ードイツの倣岸、日本の脳天気」を書いたのは、数少ない論争参加の足跡である。この論文は単行本『歴史を裁く愚かさ』(PHP研究所)に収められている。
 最近の慰安婦情報に関しては、松木國俊氏から、また文中に示したように西岡力氏の論文から学ばせて頂いた知見も含まれている。
 
 文中に三浦朱門氏の文章からの引用があるが、原文は告発調ではなく、次の如くユーモラスに語られている。
 『事件のほとんどはヤミからヤミに葬られたが、私は一つだけ未遂事件を知っている。デザイナーの花森安治氏は常識へのレジスタンスもあって、スカートをはき、長髪にしていたが、エビス駅の近くで外人兵士に襲われた。「奴の顔を見て兵隊め、ビックリ仰天、ワァーと行って逃げていったんだと」・・・私は笑い転げた覚えがある』
 街中いたるところで狼藉が行われていた証言でもあるが、三浦氏は上手に作家らしく、ユーモアに包んで報告している。




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