AX 日本ロシア首脳共同会見。TBS緒方記者、プーチン氏に苦言を呈される - 徒然日記
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日本ロシア首脳共同会見。TBS緒方記者、プーチン氏に苦言を呈される

 昨日行われました安倍総理とプーチン氏の共同記者会見です。
 良い雰囲気で始まったこの会見でしたが、途中でTBSの緒方記者がその場を白けさせる質問をし、見ていてもプーチン氏が気分を害してる事が伝わって参りました。
 そしてその後、緒方記者の質問に、プーチン氏は主にTBSに嫌味を言うという形で答えており、場内から失笑が起こる場面も。
 TBSが安倍政権、特に安倍総理に対し普段からネガティブな報道をしている事をプーチン氏はご存知だったのかな?というぐらい、記者が質問している際もイヤーな顔をされてたのが印象的でした。
 書き起こしにあたり、ロシアの通訳はかなり解釈が難しく、出来るだけ分かりやすく書き起こそうとしましたが、それでも(私の理解力の問題もありますが)聞いてて理解困難な所が多々ありました。
 まあ、何となく雰囲気で分かって頂けたらと思います。


 インテルファクス通信「2001年から停滞していた平和条約に関する交渉の再スタートは、ロシアと日本の今後の発展において、どんな弾みを与えるか、影響があるか。またロシアと日本の経済発展と平行して、これからは平和条約に関する交渉も行われるのか?」


 プーチン氏「我々は全ての協議の方向性を活発化することで合意しました。安倍総理大臣が仰った様に平和条約の問題も含んでいます。私達が出発点として考えているのは、こういった作業を始めるにあたり、両国の関係に対し要らない刺激を与える事では無く、むしろプラスになる貢献をしていく事が重要だと考えており、我々の意見では経済協力というものがこのプロセスにおいて最も良い役割を果たす事が出来るのではないかと思う。」

 インテルファクス通信「経済だけではなく、人道的分野における協力もプラスの要素になるのではないかと思うが、こういった二つの要素を合わせて信頼関係の強化にも貢献するだけではなく、両国の関係の進展にも役立つのではないかと考える。」


 安倍総理「まさに日露のこの十年間。経済関係は発展をしているわけでありますが、最も可能性を富んだ2国間関係の一つである日露の関係をですね、飛躍的に拡大をさせていくためには、平和条約が大切であることは言うまでもないんだろうと、このように思います。今般お互いに様々な課題を克服していくという事で一致を致したわけでございます。そして二人で外務省の当局に指示を出し、協議を行い、その都度また首脳間で議論して、さらにまた支持をしていくと。そういう交渉を加速化させていくという枠組みが決まった事は極めて有意義だろうと思います。今般沢山の経済人の方々にもお越しを頂きまして既に成果が出ているわけでありますが、そういう成果を重ねていくことによって平和条約に向けての交渉が加速していくことを期待したいと思います。」


 半田記者「安倍総理にお聞きします。今回の会談を受けまして、北方領土交渉をどのようなスピード感を持って進めていきたいと考えておられるか、またG8、G20、APECといった国際会議の場を生かして会談を検討されていくと思いますけれども、今年中にどのような成果を上げていきたいとお考えかお聞かせ下さい。」

 安倍総理「今後の平和条約締結交渉においてですね、双方に受け容れ可能な解決策を作成する交渉をですね、加速化させるとの指示を両国外務省に共同で与える事に合意を致しました。この合意によって停滞していた平和条約締結交渉をですね、再スタートさせ、且つ加速化させることになると。このように思います。しかしながら戦後60何年以上経っても解決をしないこの困難な問題を一気に解決していくというような、そういう魔法の杖は残念ながら存在しないわけであります。双方の立場に以前隔たりが大きいのも事実でありますが、腰を据えて今後の交渉に当たっていきたいと思います。プーチン大統領との間では今後平和条約交渉を含めて幅広い問題について、胸襟を開いてじっくりと話し合いをしていき、そして個人的信頼関係を構築していく事が重要でありますが、今回その個人的な信頼関係を構築することが出来たと、このように思っております。首脳の決断無しには、この問題は解決をしません。この信頼を元に私とプーチン大統領が共にしっかりと取り組んでいきたいと思います。」


 プーチン大統領「内閣総理大臣が仰ったように、この数年間平和条約に関する交渉が停滞していたが、今回の交渉において、この交渉を再スタートさせると言う事で合意した。戦争が終わり67年、この問題が解決されていない状態があり、この問題を明日解決するという事は有り得ないと思うが、しかしながらこういった作業をこれから進め、困難だが両国に取り重要な問題を解決すると期待する。」


 ブルームバーグ通信「日本において2011年の福島原発事故は重要な問題だが、ロシアはこれに関してどのような協力を行う用意があるか。そしてエネルギー協力が両国間でどのような役割を果たすか?ロシアからの協力の過程において、特にロシア極東において様々な案件が出来るかもしれないが、その案件について。たとえばLNG供給というものがあるかそれについては。」


 プーチン大統領「日本の友人の皆様が大きな問題に直面したと理解している。私の手元にある情報が正しければ現在50個の原子炉の中、2つしか起動していない。安倍内閣は現在とても重要で大事で難しい問題と直面している。それは電力を作る事。ロシアのエネルギー資源。備蓄は拡大している。日本のエネルギー需要を満たすことも可能である。ロシアの伝統的なパートナーの利益を損害せずに、そしてロシアの経済の利益を損害せずに日本のエネルギーの需要を満たすことが出来ると思う。二つの国は地理的にも隣国なので有効なものであると思う。炭田の共同開発も有り得る。LNGプラントの建設の共同プロジェクトも可能だと思う。ガスプロム社がガスプラント建設の案件に投資を行う用意がある。そして日本におけるガスパイプラインの建設においても投資する事が出来ると思う。ロシアの領土においてエネルギー電力を作る施設を作って、その電力を日本に送るという案件も考えている。特に極東地域を中心に造船業における共同プロジェクトも行う覚悟があり、極東地域において日本の皆さんに対してLNGを輸入する際にタンカーの建設も可能だと思う。そして共同再生可能エネルギーという分野における共同プロジェクトも可能だと思う。この作業が両国の経済協力において大きな弾みを与えることが出来ると思う。」


 安倍総理「今ご質問にあったエネルギー分野は日露経済協力の柱の一つであります。日本の天然ガス消費の10%はロシアから輸入されているわけてありますが、日本への輸出拡大というのはロシアにとっても市場拡大に繋がるわけでありますし、日本にとってはロシアからの輸入について言えば、いわば輸入の多角化に繋がるわけでもありますし燃料調達コストの低減にも繋がっていくという事でありますから、ウインウインの関係になっていくと思います。天然ガス、石油といったエネルギーの分野においてはですね、互恵の原則の下に協力の拡大をさせていきたいと思います。」

 ここで件のTBSの緒方記者が質問します。

 緒方記者「TBS緒方です。まず安倍総理にお聞きします。北方領土の帰属問題が解決されない中ですね、現地ではロシア政府によるインフラの整備が進んで外国系企業が地熱、風力発電施設の建設を受注するなどロシアによる実効支配が強まっているという現実があります。日本にとっては受け容れがたいような状況になってると思いますが、安倍総理はどのような認識をお持ちでしょうか。そしてプーチン大統領にもお聞きします。ロシア政府は今後も同じような政策を北方領土に対して継続するお考えでしょうか。そしてその場合、日本と領土交渉への影響というものについてはどのようにお考えでしょうか。」


 安倍総理「ご指摘のような状況は確かに日本の立場と相容れないわけでありますが、今回の共同声明においてですね、双方の立場の隔たりを克服し。とあるように、重要な事はですね、そのような問題はですね、根本的に解消する為に北方領土問題はですね、解決するしかないと言う事でありまして、今回のプーチン大統領との合意を受けて、交渉を加速化し、そして平和条約の締結に向けて努力をして行きたいと思います。」


 プーチン大統領「私が今注目したのは、記者が質問の紙を読み上げていた事。この質問(の紙)は多分他の人からもらったと思うが、その人に対して次のことを伝えてもらいたいと思う。」
 (場内から忍び笑いが聞こえます。)

 プーチン大統領「この問題というのは、我々が作ったものではなく、60年前からの過去からの遺産である。私達は真にこの問題を解決したいと思う。受け容れ可能な形で解決したいと思う。もしこのプロセスにおいて協力したいならば、問題の解決に際して環境の整備が必要になってくると思う。それは良き関係を作る事。信頼が重要だと思う。もしこの(両国間の関係)プロセスにおいて妨げようとするならそれも可能だ。その為には激しくて直接的な質問をし、同じように激しく直接的な回答をもらう事になる。それ以外の方法は無いと思う。この地域はロシアの国籍を有する人達が住んでいる。我々は彼らの生活を考えなければならないし、生活の水準を考えなければならない。そしてロシアの平和条約問題締結に対するロシア側の立場は良く知られていることだと思う。しかし我々はその為に集まったのではなく、我々が今回集まったのは平和条約交渉の再スタートと解決策を模索するため。アリガト。」
 


 最後にプーチン氏がアリガトと言い、安倍総理も穏やかな表情で会見を終えました。
 TBSの緒方記者の質問に答えていたプーチン氏は、途中憤りが混ざるため息のようなものをつきながらも、ずっと緒方氏を見ながら答えていました。
 このプーチン氏の答えだけは、安倍総理や日本国は無関係に、偏にTBSに対するものでした。特にオレンジで示した『もしこのプロセスにおいて協力したいならば、・・・それ以外の方法は無いと思う』の部分。「両国間の関係を妨げようとする質問に対してはこっちも容赦しない」と言いたかったのではと。
 その為に今朝の朝ズバは、愚かにもみのもんたや杉尾アナが朝からロシアを叩きに叩きまくっていたというわけですね。


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