AX たかじんのそこまで言って委員会 田原総一朗氏出演。『対日年次改革要望書』を考える - 徒然日記
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たかじんのそこまで言って委員会 田原総一朗氏出演。『対日年次改革要望書』を考える

 先週放送されましたたかじんのそこまで言って委員会。
 今回も前回同様、田原総一朗氏が出演し、アメリカとの関係について話し合われました。
 以前、百田さんも仰っていましたが、日本は未だ占領下にいるという事をこの番組を見ていてもつくづく感じます。
 保守の論客が揃うこの番組であっても、この国の本質にまで踏み込めないために、ある時点になると討論が空転してしまう気がするのは私の考え過ぎなのかしらとも感じるのですが、この日は宮崎さんが少しだけ踏み込んで、そろそろ国民が感じなければならない疑問を話して下さっておりました。
 では本編です。
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 今月、安倍総理の悲願とも言われた集団的自衛権の行使容認が閣議決定された。
 
 これを受け、中国・韓国は反対し、抗議する声明を発表したが、一方で同盟国アメリカでは
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 国防長官は「日本にとり重要な一歩だ」と歓迎し、国営放送は「アメリカは長い間、日本の集団的自衛権を望んでいた」とする識者のコメントを報じた。
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 そんな中、一部では今回の集団的自衛権の行使容認の閣議決定はアメリカからの圧力で行われたものではないかという噂が、まことしやかに囁かれている。

 その審議はさておき。
 かつて米国から日本への圧力とも取れる要望が詳細に記された文書が存在したのは事実である。
 その文書とは・・・
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 1993年宮沢喜一とクリントン大統領の首脳会談により取り決められた対日年次改革要望書
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 毎年10月になるとアメリカ政府から日本政府に突きつけられるその要望書には、日本の農業、自動車、建築材料、流通、エネルギー、金融など、あらゆる分野ごとに規制緩和しろ、構造改革せよ、等と言った要求事項が網羅されていた

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 一部、識者達の間では日本に対する恒常的な内政干渉と批判されてきたこの要望書だが、日本政府はその要望に添うような形で、実際大規模小売店舗法の廃止や、郵政民営化労働者派遣法の改正などを行ってきたと言われている。
 
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 こうした一連の改革と言えば聞こえはいいが、その実、米国の意向が日本にシャッター商店街や格差社会を生み出し、地方を疲弊に追いやったとの指摘もある

 これに対し鳩山政権は対米追随型の政治を見直そうと、この年次改革要望書を廃止。
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 ところが・・2011年からは日米経済調和対話なるものが行われるようになり、その対話の中でアメリカは日本に対して
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 食品の残留農薬基準を緩和せよ
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 医薬品の承認期間を短縮しろ
 など、現在のTPPの締結交渉でも問題となっている様々な要求を突きつけてきた。
 これについてある識者はTPPは形を変えたアメリカの年次改革要望書であると指摘しているが。
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 という事は、まさか今安倍政権が成長戦略で掲げている農業改革も混合診療の対象拡大も、あれもこれも全部アメリカの圧力・・・なんて事はありませんよね?安倍総理。
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 質問【今の日米関係は健全だと思いますか?】
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 山本アナ「皆さんのご意見を見ますと、不健全という方が圧倒的に多いんですが、花田さんだけ健全。基本はギブアンドテイクだと。」

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 花田氏「まあ健全なんじゃないですか?」

 山本アナ「テイクありますか?そんなに。」

 花田氏「あるでしょう。もちろん。防衛でも。で、年次改革要望書だけど、あれ全部聞いてるわけじゃないですよ?何から何まで全部日本が受け入れたと思われちゃうけど、そうじゃないです。」

 竹田氏「日本もアメリカに対して要望書をとりあえず出してみたら如何ですか?」

 加藤さん「違う違う。そもそもこれは双方向だから。ニュースになってないだけで。」

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 田原氏「年次報告書と言うけれど、多くが実は霞ヶ関発、ワシントン経由の外圧なんですよ。たとえば農協なんてね、日本の経済界は潰しちゃえと思ってるわけ。所が日本で潰せないわけ。それをアメリカの外圧という形で潰すと。日米経済摩擦。中曽根内閣の時もあったの。僕は克明に調べた。ほとんどがね、霞ヶ関発。それが言えないからワシントン経由で。」

 宮崎さん「良くIMFでやるやつですよ。財務省が。」

 加藤さん「そういう部分もあるって意味ですよ。全部じゃないですよ。」

 田原氏「いや、だからそういう部分もあるって言ってるの。」

 山本アナ「加藤さん、小泉総理がそもそもの原因って。郵政民営化?」

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 加藤さん「つまりね、ビデオで出た様に、或いは宮沢総理が総選挙に負けて、もう下野するって分かってからクリントンと会談して、つまり死に体の時にああいうものを押しつけられるんですよ。で、実際にアメリカの要望を全面的に受け入れたのは小泉政権の時なんですよ。その時に出来たものが、かなり日本の内政部分を骨格に関わるところまでガラッと変わってしまう。たとえば派遣労働者。それまでは製造業に限ると言ってたのが全業種まで広げたのがあの時ですよ。それでもってワーキングプアっていう、年収が200万以下みたいな人達が一気に広まってしまうんですよ。郵政民営化はその関連でですよ。つまりあそこの保険が欲しかったんだ。アメリカは。保険の部分を欲しかったんだ。」

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 田原氏「それは加藤さんはそういうけど、実は違う。郵政民営化は実は小泉さんが郵政大臣の時から郵政民営化はしたいと願ってるわけ。」

 加藤さん「小泉さんはね、個人的には。」

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 田原氏「実は小泉総理の時に竹中平蔵って男に電話がかかってくるんだって。小泉さんから。で、郵政民営化やると。お前担当大臣になれ。で、竹中さんから僕の所に電話がかかってきて、困った事が起きたと。やりゃいいじゃないかと言ったらやる必要無いんだと。つまり小泉さんが郵政大臣の時には財投というものがあって、これは役所が官僚が勝手にやってた。で、財投に金を出さないために郵政を、つまり郵貯を民営化すると。所がもう財投はなくなったと。」

 宮崎さん「公社化で無くなったんですよ。」

 田原氏「そう、無くなった。やる必要無い。じゃあやる必要無いって言えばいいじゃないかって。あの男頑固だから、そんな事言ったら、じゃあお前辞めろと。別のヤツにさせると。」

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 加藤さん「いやいや、逆に反論しますけれどね、保険がどうしても欲しかったんですよ。郵政が抱えてた。それでアメリカは何と日米の公の交渉の中にアメリカの一番大きい保険会社の社長を同席させるんですよ?それ許したのは小泉さんと竹中さんですよ?そういう交渉をやらせるんですよ。」

 田原氏「それは日本側もしたかった。保険は。」

 加藤さん「いや、それは小泉さんがであって、日本側とは言えませんよ。」

 田原氏「小泉さんはしたかった。」

 加藤さん「小泉さんはでしょ?」

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 宮崎さん「ちょっと年次改革要望書の話とは少しずれるんだけど、この10年色んな形で改革っていうのが行われた。経済的な構造改革、政治改革、それから政権交代を契機とした民主党政権の、まあ一種の改革と言ってもいいかもしれない。で、安倍さんの今次の安全保障改革というのがありますよね。これもね、何て言うかパッケージとして、これが一番最初に日本で出て来たのは何だろうかとずっと考えてたわけ。でね、これご当人がなさったのではなくて、それぞれ全部違う人によってやられたんだけど、私は、小沢一郎氏の日本改造計画だと思う。というのはね、ずっと考えていて、御厨貴さんって人が『日本政治 ひざ打ち問答』って本をね、日経から出していて、ここにこう書いてあるんです。」
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 宮崎さん「『小沢さんの日本改造計画を作った連中というのがいるんです。ここには僕も入っていましたけれども、政治の部分は僕と飯尾潤が書いて、外交と安全保障は北岡伸一。経済は竹中平蔵と伊藤元重が書いたんですよ』と証言してる。これね、ずっとそういう噂が出て来てたんだけど、初めて書いた人によって証言されてる。で、竹中平蔵さんでしょう?伊藤元重さん、今経済財政諮問会議の民間委員ですよね?北岡伸一さんは集団的自衛権を推進した重要な方ですよね。そして飯尾潤さんは民主党政権に深く関わった人全部学者達が絵図を書いていて、これが一番最初にパッケージで出て来たのが、小沢さん自身はこれを実行しなかったんだけれども、小沢一郎の著作の名前で日本改造計画は全部出てるんだよ。私はあの本の責任というのが小沢さんにあると言ってるのではなくて、要するにこの本のパラダイムからまだ私達、日本の政治って言うのは或いは経済政策から全く抜け出ていない。」

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 山本アナ「そうすると宮崎さん、TPPだとか或いは今の安倍政権の成長戦略とか、そういった事に反映されてると

 宮崎さん「だって当事者同じじゃないですか。伊藤元重さんとか、竹中さんも産業競争力会議にいらっしゃるし。」

 加藤さん「それは日本側の枠組みはそうですけど、アメリカはまた別の枠組みでいってるわけですから、TPPは明らかに年次改革要望書の延長線上のもっと強化されたやつですよ。」

 竹田さん「中身次第だと思うんですよね。アメリカから指摘されて日本が良くなることはあるでしょうけども、明らかに日本の国益を損ねることもあるわけじゃないですか。」

 田原氏「いや、違うと思う。僕はやっぱり日本人、そこの所は強かだからね、日本にとって都合のいいことは受け入れてるんですよ。そうじゃなかったら何であんな長い間高度成長が持ったんだと、日本で。こんな成功した国になったんだと。」

 加藤さん「イヤー、田原さん、ちょっと楽観主義的過ぎませんかね。その言い方は。」

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 竹田さん「アメリカの軍事費がこれから下がっていくと言う中で、日本は集団的自衛権容認という事で日本も日本として自前の防衛はちゃんとするようになるじゃないですか。その時にたとえば日本とアメリカの、これまでは主従関係的だったものが徐々に兄弟のような関係に移行するような、そういうような見方はありますか?」

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 田原氏「安倍さんはそうしたいと思ってるんだよ。今までの主従関係から対等とは言わないまでも主従関係を対等に近づけたい。これが一つの集団的自衛権ですよ。」

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 宮崎さん「ただね、これは気をつけないといけないのは、対等だ対等だと言ってもアメリカは海外の軍事力に余りお金割きたくないわけ。そうすると、対等だ対等と言われて結局アメリカのエージェントというかな、支店というかな、そういう事をやらされる可能性というのが無いわけではないので、ここは一応気をつけながらやらなければいけない。」

 山本アナ「ただ姿勢としてはこの前のオーストラリアでの議会で演説をしたと、あれは安倍総理はそういう姿勢を打ち出してるんじゃないかなと言う風に思いますけどね。」

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 加藤さん「ただ重大な問題は、それ程長いスパンじゃなくて、およそ10年後ぐらいにアメリカは財政難がもっと酷くなって、海外に展開する全ての軍隊を撤退するかもしれないって説まであるんですよ。って事は在日米軍が丸々いなくなったら、日本が独自に自分達で守る以外に方法は無いでしょう。その事は後仮に10年後としたら、これ非常に言いにくいけれど、核武装の事も含めてどっかで考えなければ、日本は自分の国を守りきれないですよ。」

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 宮崎さん「まあその前に私はやはり安全保障のネットワークを広げていくべきだと。つまり色んな国と安全保障条約を結ぶっていうのがまず先決だと思いますけどね。」

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 津川さん「ところが今までアメリカってのは世界の警察と言われてね、常にまあまあまあまあと、良い人みたいなイメージを持たれてたけど、歴代最低のオバマさんの就任によってアメリカが利己的な国なんだと、自分の国さえ良ければいいんだと思ってるんですよと。アメリカも。その事が我々やっと分かってきた。オバマさんのお陰で。ウクライナもシリアもそうだし、イラクもそうだし、アフガニスタンもそうだけど、結局駄目だとサーッと引いてしまうわけでしょ。だから安全保障条約だって日米安保だって、どうなるか分からないですよ。」

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 金さん「一番滑稽なのはね、普段アメリカに対して異議を唱えてる人達がね、アメリカがディサポインテッドって言った途端に『ほら、アメリカがそう言ってるでしょ』って。」

 宮崎さん「靖国に対して失望したって。ほらアメリカがって鬼の首を取ったように‥あなた反米的じゃなかったのかっていう(笑)」

 金さん「そう。この滑稽さね。」

 宮崎さん「米国から独立しなきゃいけないって言ってる人に限ってそう言う事言い始めるんだよ。」

 金さん「そう。で、私はね、disappointedって言われたら、not your businessって言ってやりなさいって言うわけよ。貴方の知った事かって。」(場内爆笑)


 番組を見てて感じたのが、わざとだとは思いますが、田原総一朗氏の脳天気な解釈でした。
  (今じゃ国民も知ってる話ですが)郵政民営化の時にアメリカは郵貯目当てだった話も、宮崎さんの小沢一郎著となっている日本改造計画が実は5人の識者が書き、そのうちの3人は安倍政権下でも重要なポストに就いて、自身が小沢氏の本で描いた日本の未来図を完成させようとしている話を聞いても、朝生と違い、この話題では積極的にその中に入っていこうとしない姿が印象的でした。
 そう言う意味でもゲストで出て来て良かったと感じた次第です。
 昨日、久しぶりに小沢一郎氏が安倍政権に対し持論を展開し、未だ生存していたことを知りました。
 小沢氏と言えば何と言っても民主党政権下での小沢訪中団。
 何を言おうと唇寒しでしかないのですけどね。
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