AX 廣瀬満雄氏、日本における食の安全。トランス脂肪酸、アミノ酸等。 - 徒然日記
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廣瀬満雄氏、日本における食の安全。トランス脂肪酸、アミノ酸等。

 今回は11月11日放送『たかじんのそこまで言って委員会』での廣瀬満雄氏のお話が興味深かったので書き起こします。

 材料の一滴一粒まで拘り抜く情熱のパン職人、廣瀬満雄、61歳。


 安全かつ美味しい無添加パンの開発に取り組み、現在までにコンサルタントとして出店したベーカリーはおよそ300店。



 そんな廣瀬さんが怒っているのは・・・
 『日本における食の安全』



 廣瀬さん自身は『可能な限り無添加を追求し、情報を開示し、消費者の方々にウソをつかない事が大切であり、そのような姿勢こそがベーカリーの信頼に結びつく』との信念を貫いているが。
 日本の食品加工業者は食の安全に責任を持っているとは思えないと言う。
 そこで浮かび上がる廣瀬さんの怒りのポイントは・・・
 
 
 ①トランス脂肪酸が危ない。
 ②一括表示が危ない。
 ③中国製アミノ酸が危ない

 

 辛坊氏「廣瀬さんの仰る怒りのポイントはこちらです。」



 廣瀬氏「国富論を書いたアダム・スミスという先生が、『その国の政治のレベルはその国の国民のレベル以上にはならない』という風に仰っておられました。食の安全という事は非常に大事な事でありまして、食の安全がなければ自民党も、民主党も、朝日新聞も何も無いと思います。が(これは食品名だと思うのですが、ピー音が入ってて分かりません)トランス脂肪酸という事をまずこの会場の中で初めてお聴きになる方、手を上げて頂けませんか?」
 
 ここで映された会場のお客さんの殆どが手を上げます。

 廣瀬氏「有り難うございます。トランス脂肪酸という今皆さんがお召し上がりになってるマーガリン、そしてパンの中に入っているショートニングの中にトランス脂肪酸がだいぶ入っております。

 辛坊氏「ショートニングって何ですか?」

 廣瀬氏「ショートニングというのはマーガリンは香りを付けたりしておりますけれども、パンやお菓子に使われる油脂でございますね。」

 宮崎氏「伸びやすくなるんですね。」

 廣瀬氏「はい。生地が伸びやすくなる。」

 宮崎氏「ヨーロッパではかなり規制されてますよね。」

 廣瀬氏「いいご質問です。ヨーロッパでは2000年には欧米諸国、ヨーロッパ、米国などで全部規制されております。」

 辛坊氏「どのくらい規制されてるんですか?」

 廣瀬氏「1%未満が0.5%までがシス型といいまして、一応認められているんですけども、1%以上越えるものを絶対に表示しなくちゃいけないと。」

 辛坊氏「日本の場合は?」

 廣瀬氏「日本の場合には野放しです。これは米国で売られている日本のです。」



 辛坊氏「なんだけれども、日本と米国は表示が違うと。米国側は」

 廣瀬氏「トランスファットフリーと書いてあります。」
 

 宮崎氏「日本側のトランス酸の表示って言うのは表示義務がないんですか?」

 廣瀬氏「表示義務が全く無いんです。」

 辛坊氏「ちょっと待って下さいよ。同じ製品で米国には表示があってトランスゼロ、日本は表示がない。これ単に表示がないのか?本当は使ってるのか、やっぱりゼロなのか?どっちなんですか?
 
 廣瀬氏「いいご質問です。私、(その食品会社)に電話しました。それでその時に言われたのは『日本の表示基準に則ってやっておりますと、日本の法律では問題が無いはずですと。所であんたクレーマー?』と言われました。」
 
 辛坊氏「何で日本ではそういう規制がないんですか?」

 廣瀬氏「いいご質問です」

(↑思わずのけぞる辛坊氏)

 廣瀬氏「あのー、日本協会だとか、日本というのは官僚、そして役人の天下りの世界です。で、天下りの世界だからこそ、とにかくトランス型脂肪酸の事は隠蔽してるんです。



 勝谷氏「全く同じケースが、HIVの血液製剤で薬害エイズがそのケースです。米国は止めてるのに日本はそのまま。BSEもそうです。狂牛病もイギリスではアウトなのに日本だけは輸入し続けている。」



 辛坊氏「とりあえず3番目まで行きましょう。一括表示が危ない。」

 廣瀬氏「一括表示というのはアミノ酸等という表示があるかと思います。②番目と③番目が連動するものですから、ご説明させて頂きますと。アミノ酸等の中に中国製のアミノ酸でもいいんです。いいんですが、アミノ酸が中国でどーやって作られているかっていったら、人毛から作られてるという話がだいぶ発表されています。‥人の毛です。人の毛からアミノ酸を合成させて出させる。

 辛坊氏「では一旦ここの段階で、皆さんが共感したかしなかったか。一斉にドン。」



 金さん「分からないんですけどね。これだけ危ない危ない危ないって言われて、我々が食べてる中のどこにそう言うものが入ってて何がどう危なくて、今後どういう風に注意すればいいのかって事が、まだ全然出て来ないんで。」



 宮崎氏「トランス脂肪酸って具体的にどういう害があるのかって説明して頂けますか?」

 廣瀬氏「トランス脂肪酸というのは、心臓病だとか指先なんかにドンドンドンドン毛細血管に溜まっていくという脂肪酸なんです。



 辛坊氏「これ日本で売られているものに間違いなく入ってるんですか?

 廣瀬氏「入ってます。

 辛坊氏「じゃなんでわざわざ入れるんですか?」

 廣瀬氏「安く出来るからです。トランス型脂肪酸ていうのは、普通の魚油、それから豚の脂だとか牛の脂なんかを液体状になってるものを水素添加するんですよ。水素添加するときに発生されたものがトランス型脂肪酸と言うんですね。もうおそらくコストで言えば、1/30、1/40で出来ちゃうんです。

 宮崎氏「それは要するに水素で水増しするっていう事ですか?」

 廣瀬氏「そうです。」

 ざこば師匠「今から私ずっとパン食べたら、約80歳まで。どないなりまんの?」


 廣瀬氏「え~。のパンを食べたならば、後、失礼ながら10年ぐらいで死ぬでしょう。」



 ざこば師匠「そんなアホな事あるかいな。」
 
 辛坊氏「もし、廣瀬さんの所のパンを食べ続けたらどーなりますかね?」

 廣瀬氏「後100年生きます!」

 (場内爆笑)ざこば師匠、即座に共感出来ないに変更。
 

 辛坊氏「非常に懸念している内容は良く分かりましたけどね。」

 宮崎氏「規制とか禁止とかって前に、きちんと表示すべきだと思いますよ。」


 
 辛坊氏「はい、皆さん、ファイナルジャッジメント。」



 廣瀬氏「そうですね。表示義務をしっかりとお上がキチッと決めるべきだと思います。」

 勝谷氏「それから役所と業界団体の天下りの構図はまさにその通りで、一番の問題がそこだと思いますね。」

 辛坊氏「確かに今の話で言うと、表示さえ米国並みにされてれば、みんなが嫌だなと思ったら買わなくなるだけの話ですからね。」

 金さん「廣瀬さんね、小さなパン屋さんかなんかで、好きなパン屋さんがあるんですけれども、そういう所で例えば何か入ってるとか何の判断。表示してないからね。パンって。どう判断すればいいんですか?」

 廣瀬氏「これはちょっと言いにくいんですけれども、無添加と言う事を一応標榜なさってるパン屋さんは、そういう意味では意識の高いパン屋さんだと思います。

 金さん「周りに。近くに無ければどーすればいいんですか?」

 廣瀬氏「はい。私共の通販から取って下さい。」


 
 辛坊氏「有り難うございました。」

 私は勉強不足で、この番組にて始めてトランス脂肪酸という名前を知りまして、愕然としてしまったのですが、後日ネットで調べましたら沢山の記事がヒットして改めて怖い物質であることを知りました。

 番組の中で同じ商品で、日本と米国とでは表示の仕方が違うという所がありましたが、こちらにも同じような事が載っていました。
 マーガリンの危険性ここに日清のカップヌードルやサンヨー食品のサッポロ一番では、国内向けの製品は揚げ油にトランス脂肪酸が含まれているので製品にも含まれているようだが、規制がある海外向けに生産されたものはトランス脂肪酸ゼロの表示がある。つまり技術的には可能であるのに、規制がない国内向けの製品にはその技術を使っていないのであるとあり、絶対これらは購入しまいと思った次第です。

 ただ、調べてみれば、うちにあるお菓子類(クッキー、チョコレート、パン、スナック菓子)などなど、表示を見ればショートニングが必ず入ってるんですよね(⌒-⌒;

 知らない間に、随分身体にとって可哀想な食生活をしていたものだと知りゾーッとしました。・・・が、「じゃあ、今日から一切食べるの止めよう!」という訳にもなかなかいきませんよね。

 宮崎さんも仰ってましたが、食品会社は勿論の事。国が表示の義務をしっかりしてくれなければと強く感じます。

  



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コメント

非公開コメント

2012/11/20 19:13】 食の安全

皆さん知らい事なので、ビックリと思います。今後気を付ければ健康になって行ってほしいですね。貴重な記事有難うございます。

コメント有り難うございます。

武田恒夫様、初めまして。
コメント有り難うございます。

いえいえ、ご覧頂きましてこちらこそ恐縮しております。
私もこの番組にて、初めてトランス脂肪酸という言葉を知ったような次第でしたので、お教え下さった廣瀬さんには感謝の気持ちで一杯です。
そしてこの番組後に今までの食生活を振り返りゾッと致しました。有名な食品会社であっても、単に安く作れるというだけで、海外と国内でこれ程の差を付けて販売しているのですものね。信じられない事実に愕然としてしまいます。